24 ページ25
このミスに驚いていると
『あの〜、これ昨日最後にチェックして
保存したの佐藤さんです』
急に中村さんからの発言。
課長「そうなのか？」
「確かに私が最後にパソコンを閉じましたが、
間違いはなかったです」
課長「でも現実に間違ってるだろう。
佐藤にしてはありえないミスだな」
「ですが…」
『昨日の夜、デートがあるからって
気が抜けてたんじゃないですか？』
「えっ!?」
『私たまたま見てたんですけど、
会社から出てきてすぐ手を繋いでて。
お相手の顔は見えなかったんですけど、
なんか、すっごくいい雰囲気で。
でもやっぱり仕事疎かにされるのはちょっと…』
そんな疎かになんて…
ぐっと唇を噛み締める。
課長「とにかく訂正と見直しだ。
佐藤、今は頭冷やしてデスクワークと
資料室の片付け。櫻井はお二人と作業を開始して」
「課長！でも佐藤さんは！」
課長「櫻井、今は作業に戻れ。
夕方には本社に持ち帰ってもらわないと
いけないのわかっているだろ」
「…………はい。あのっ佐藤さん！」
「櫻井くん、いいから作業に戻って。ね」
「でもっ！」
「大丈夫だから。ほら、早く行って。
任せたわよ。頼りにしてるんだから」
櫻井くんの背中をポンと叩いてその場を後にした。
課長「あ、櫻井ちょっと」
そのあと課長と櫻井くんはなにやら、
こそこそと話をしていたけどそんなことは
知る由もなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 252人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はる(プロフ) - みかさん» コメントありがとうございます\(//Д//)/頑張って続きを書きますのでもう少しお待ちください (2019年10月25日 7時) (
レス) id: bdca614633 (このIDを非表示/違反報告)
みか - 続きが気になりますが、読めません(*´ω｀*) (2019年10月25日 7時) (レス) id: de36f391e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はる | 作成日時：2016年10月11日 0時
