エピローグ1_突然の別れその1 ページ42
あの時は本当に本当に幸せだった。
また、一段と修哉が好きになった。
一緒に居られるのが本当に本当に幸せで、いつまでもこうしていられると思っていた。
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私は、甘かった。
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別れはやって来る
唐突に。
数日前のこと。
あの騒動からひと段落し数日が経ち、メカクシ団はいつも通りの生活を送っていた。
例年よりかなり長く感じられたお盆休みも終わりを告げ、夏休みも終わりへと向かっている。
私は、これからの事をぼんやりと考えていた。
家出をする前に通っていた学校の事…
通っていた学校は学費がバカみたいに高くて、両親のおかげで通えていた。
しかし、今こうしている以上どうにもできない。
通う学校が無いと必然的に将来の行末が心配になる…。
キド『(人1)!今日こそ決めろ!』
この件について、切羽詰まっているキド。
『んー…どうしようかな…』
キド『昨日も同じ事を言っていただろう!』
『うーん…』
子供を叱りつけるように私に答えを急かすキドと、ぼんやりとテレビを見ながら返事をする私を見て、何を言いたいのか修哉が会話に入ってきた。
修哉『キド、別にいいじゃーん』
キド『お前に何が分かる!?お前も彼氏ならこいつの将来を心配しろ!』
キドに怒られて修哉は、少し考える素振りをした後こう言った。
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修哉『別いいんじゃない?(人1)は専業主婦になるんだもんねー。』
『ねー!
…ってなんでwwwwwwてか誰の専業主婦w』
修哉『僕の。』
ふざけて言ってるのかと思ってふざけて返したら修哉は真面目な顔でそう言った。
『え…でも…その…』
キド『(人2)。照れすぎだ。』
『はい…』
修哉『wwwwww』
キド『…仕方ないな…明日、またじっくり考えるか。』
『そうそう!さんせーい!』
キド『ったく…』
考えてみれば、私は16歳、修哉は17歳、
よくよく考えたらあと一年すれば結婚…できないこともない
けど……
私自身仕事しないくていいのかな
学校行かなくていい…筈なんてないし、
修哉はどうなんだろう。
どこの学校に通ってるのかな
……てか、修哉の単なる冗談かも知れないのに真面目に考えすぎ…か。
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リオ - カノー (2017年8月21日 9時) (レス) id: 7081c42713 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ - あぁ!最後のとか感動!面白かったです!私もカノと付き合いたいよ〜! (2015年7月3日 21時) (レス) id: 36de60488c (このIDを非表示/違反報告)
はるるるる(プロフ) - せとせとさん» ありがとうございます!!!いやいや、寧ろ私の方が文才分けて欲しい位ですよ…(切実に) (2015年1月8日 17時) (レス) id: 0b08eeb2ce (このIDを非表示/違反報告)
せとせと(プロフ) - がんばっくださいね♪あと、文才を分けてもらえたらうれしいです!! (2015年1月8日 16時) (レス) id: d61fed5f78 (このIDを非表示/違反報告)
はるるるる(プロフ) - せとせとさん» ありがとうございます!!続編は今のところ検討中です|ω-`*)もし作ることになったらその時はまた宜しくお願いします! (2015年1月8日 16時) (レス) id: 0b08eeb2ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はるるるる | 作成日時:2014年9月14日 21時