第七十話_スイッチ ページ28
『もーっ!!バカ!!!バカノ!!』
カノ『ごめんってば!!そして(人2)酷っ』
『許さないもんっ!』
カノははぁ、っと溜息をついた。
.
.
カノ『…あのさ、僕が本気出せば(人2)なんてどうにでもなっちゃうの……わかる?
例えば今朝みたいにさw』
『!』
やばい、調子に乗りすぎた。
カノのSスイッチが入ってしまった…
やっちゃったあぁあぁぁぁぁぁああ
終わりだ、終わりだあああぁ
カノ(急に静かになった…w)
『ごめんなさい………』
カノ『いや、別にいいけどさ?wさっきまでの生意気な(人2)はどこ行ったのかなーw』
只今、カノとの距離が急速に縮まっています。
腰に手を当てられて、引き寄せる形になって…
もうだめだ…終わった…
顔が近くなって、キスされる!
と思ったその時
カノ『.
.
.
なーんて、朝みたいな気持ちいいこと、期待してた?w』
顔との距離が近いまま、急にそう言われる。
熱かった顔が、またさらに熱を帯びた…
『っしてないし!!期待なんて!』
カノ『またまた〜〜w照れちゃってw』
『照れてもなーーーーい!』
大声で否定すると、抱き寄せられて思いっきり抱きしめられた。
カノの体温が伝わってきて、なんだか安心する。
…それと同時に心拍数が上がって…ドキドキして、
なんだか変な気持ちだ。
カノから顔が見えないことをいい事をいいことに、思わず口元を緩めてしまう。
カノ『そんな真っ赤な顔で否定しても可愛いだけだからw』
『もう…バカ。』
まただ。また素直に甘えられない…
可愛い、って言われたらありがとう、って素直に返したい。
でもそうするのはまだ恥ずかしい…
なんだろう、心の奥がきゅーっとして
素直な言葉が出ない。
.
.
.
カノは、そんな私の心情を察してくれたのか、
腕の力を緩めてくれた。
『…………大好き。』
聞こえないような小さな声で言ったはずなのに、
カノは、僕も、と言った後に優しく頭を撫でてくれた。
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リオ - カノー (2017年8月21日 9時) (レス) id: 7081c42713 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ - あぁ!最後のとか感動!面白かったです!私もカノと付き合いたいよ〜! (2015年7月3日 21時) (レス) id: 36de60488c (このIDを非表示/違反報告)
はるるるる(プロフ) - せとせとさん» ありがとうございます!!!いやいや、寧ろ私の方が文才分けて欲しい位ですよ…(切実に) (2015年1月8日 17時) (レス) id: 0b08eeb2ce (このIDを非表示/違反報告)
せとせと(プロフ) - がんばっくださいね♪あと、文才を分けてもらえたらうれしいです!! (2015年1月8日 16時) (レス) id: d61fed5f78 (このIDを非表示/違反報告)
はるるるる(プロフ) - せとせとさん» ありがとうございます!!続編は今のところ検討中です|ω-`*)もし作ることになったらその時はまた宜しくお願いします! (2015年1月8日 16時) (レス) id: 0b08eeb2ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はるるるる | 作成日時:2014年9月14日 21時