検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:33,943 hit

第七十話_スイッチ ページ28

『もーっ!!バカ!!!バカノ!!』





カノ『ごめんってば!!そして(人2)酷っ』




『許さないもんっ!』








カノははぁ、っと溜息をついた。









.









.









カノ『…あのさ、僕が本気出せば(人2)なんてどうにでもなっちゃうの……わかる?







例えば今朝みたいにさw』






『!』




やばい、調子に乗りすぎた。



カノのSスイッチが入ってしまった…





やっちゃったあぁあぁぁぁぁぁああ



終わりだ、終わりだあああぁ






カノ(急に静かになった…w)






『ごめんなさい………』







カノ『いや、別にいいけどさ?wさっきまでの生意気な(人2)はどこ行ったのかなーw』








只今、カノとの距離が急速に縮まっています。









腰に手を当てられて、引き寄せる形になって…




もうだめだ…終わった…








顔が近くなって、キスされる!



と思ったその時






カノ『.







.





.









なーんて、朝みたいな気持ちいいこと、期待してた?w』






顔との距離が近いまま、急にそう言われる。



熱かった顔が、またさらに熱を帯びた…







『っしてないし!!期待なんて!』


カノ『またまた〜〜w照れちゃってw』



『照れてもなーーーーい!』






大声で否定すると、抱き寄せられて思いっきり抱きしめられた。



カノの体温が伝わってきて、なんだか安心する。



…それと同時に心拍数が上がって…ドキドキして、



なんだか変な気持ちだ。





カノから顔が見えないことをいい事をいいことに、思わず口元を緩めてしまう。






カノ『そんな真っ赤な顔で否定しても可愛いだけだからw』









『もう…バカ。』




まただ。また素直に甘えられない…





可愛い、って言われたらありがとう、って素直に返したい。



でもそうするのはまだ恥ずかしい…



なんだろう、心の奥がきゅーっとして





素直な言葉が出ない。
.





.






.








カノは、そんな私の心情を察してくれたのか、

腕の力を緩めてくれた。









『…………大好き。』







聞こえないような小さな声で言ったはずなのに、






カノは、僕も、と言った後に優しく頭を撫でてくれた。

第七十一話_名前→←第六十九話_無言の圧力。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (71 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
34人がお気に入り
設定タグ:カゲプロ , カノ , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リオ - カノー (2017年8月21日 9時) (レス) id: 7081c42713 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ - あぁ!最後のとか感動!面白かったです!私もカノと付き合いたいよ〜! (2015年7月3日 21時) (レス) id: 36de60488c (このIDを非表示/違反報告)
はるるるる(プロフ) - せとせとさん» ありがとうございます!!!いやいや、寧ろ私の方が文才分けて欲しい位ですよ…(切実に) (2015年1月8日 17時) (レス) id: 0b08eeb2ce (このIDを非表示/違反報告)
せとせと(プロフ) - がんばっくださいね♪あと、文才を分けてもらえたらうれしいです!! (2015年1月8日 16時) (レス) id: d61fed5f78 (このIDを非表示/違反報告)
はるるるる(プロフ) - せとせとさん» ありがとうございます!!続編は今のところ検討中です|ω-`*)もし作ることになったらその時はまた宜しくお願いします! (2015年1月8日 16時) (レス) id: 0b08eeb2ce (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はるるるる | 作成日時:2014年9月14日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。