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story 83 ページ33

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どうして、俺は



君のことを忘れてしまったんだろう。



こんなにも愛おしくて、大切で、大好きなのに



ごめんな、こんな恋人で



涼介……。





「……ん、」




目を覚ますと目の前には真っ白な天井。ここが病院だということは直ぐにわかった。




ch「だいきっ!」




「ち、…ねん」




ch「ばかっ、ほんとに心配したんだからっ」




目に涙を貯めてぎゅっと抱きついてくる知念





「…ごめんな、?」




ch「……………餃子奢ってくれたら許す。」






ほんっと、相変わらずだな…



そんな知念に自然と笑みが零れる







「……なぁ、俺さ………………。」









「……記憶、戻ったよ。」









ch「……ぇ?、ほんとに……?」




「…うん。でも……俺って、最低だよな」




ch「……え?」





ほんとに最低だ。記憶が無いからって大事な恋人を1年も放置して、呑気に生活して……。



あの時だって、、俺のせいで……




「俺の事助けてくれた涼介ほっといて、」




「…見舞いにだって行かなくてっ……」





「……俺、涼介が恋人だって、知ってたんだ」





「知念があいつの病室で俺と涼介が付き合ってるって言ってるのをたまたま聞いて、」




「でも俺、信じたくなくて…知らない人を突然恋人なんか思えなくて」




「会いに行ったんだ。………そこで寝てるあいつの顔みて……胸の奥がざわついて、……逃げたんだ。」




「このまま会ったら好きになっちゃいそうで、、だけど、この人が恋人なら思い出してから会いに行かなきゃって、っ」





俺は逃げてただけなんだ



適当に理由をつけて、涼介から



そんな俺に恋人と名乗る資格があるのだろうか






話してるうちにだんだんと視界がぼやけてくる。



あぁ俺、泣いてるんだ






「…っ、、ほんっと、ばかだよなぁ」







なぁ、涼介。




お前はこんな俺でも、恋人だと思ってくれる……?

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設定タグ:有岡大貴 , ありやま , 山田涼介   
作品ジャンル:恋愛
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haru1426(プロフ) - 山田様さん» ありがとうございます!ですよね! (2019年5月18日 21時) (レス) id: 31752a0713 (このIDを非表示/違反報告)
山田様 - めっちゃ良かった!やっぱりありやま最高!! (2019年5月18日 18時) (レス) id: c6d6ab88e3 (このIDを非表示/違反報告)
haru1426(プロフ) - ありやまLOVEさん» ありがとうございます!嬉しいです!頑張ります! (2019年2月9日 14時) (レス) id: 31752a0713 (このIDを非表示/違反報告)
ありやまLOVE(プロフ) - ヤバイヤバイヤバイ!めっちゃいい!これからも頑張ってください! (2019年2月9日 13時) (レス) id: 737363ad7f (このIDを非表示/違反報告)
haru1426(プロフ) - 名無し41383号さん» 読んで頂いてありがとうございます!頑張ります(^^) (2019年2月2日 21時) (レス) id: 31752a0713 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:haru__Ariyama | 作成日時:2018年11月19日 21時

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