拝啓神様…ちょっとチートすぎやしませんか？【ワールドトリガー】 (ページ22)

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第20話　訓練ページ22

「む……ん……」

むくりと上半身を起こすとパキパキと骨が鳴った。

どうやら昨日は番組を見たままこたつで寝てしまったらしい。

テレビは消されている。

おお、私ってばちゃんとしてるな。

スマホを確認してみるが連絡なし、というか今何時…。

「Oh……(^^)」

AM10：24

完璧に遅刻ジャマイカ。

よし、休もう。

「あ、もしもし。木霊です。はい、はい。すみません、今日は体調がすぐれないので休ませてもらいたいと…。はい、はい。ありがとうございます」

よし、教師には連絡淹れたから休めるぞ～。

玉狛支部に言って訓練でもしよ。

～～～～

「おはよー」

って誰もいないのか…。

まぁ、ボスはいるだろうけど。

陽「おう、林檎か」

「よう、お子様」

陽「おこさまいうな！」

「そうやって腹立ててる時点でお子様だよ(笑)」

陽「(笑)までりちぎにいわなくていいだろ！」

「おー、律儀って言葉知ってるのかー、偉い偉い」

いやぁ、コイツの存在忘れてた。

雷神丸はいつ見てもふかふかそうだなぁ。

…メスかな…？

「訓練してくけどいいでしょ」

陽「しおりちゃんがじゅんびはばっちりっていってたぞ」

なるほど、迅だな。

アイツ私が学校寝坊で休むってわかってたな。

まぁいいや。

それより今日はイルガーとバンダー…だっけ？の相手をしよう。

「目標(ノルマ)は各100体ってところか…」

まだ午前中だし大丈夫だろう。

先に栞が制作してくれておいた弱点や立ち回り方を書いたマニュアルを読む。

マニュアル万歳。ゆとり世代万歳。

「よし、やるか」

読み終わったらお子様に手伝ってもらってまずはイルガーから討伐していく。

フィールドは市街地A、使用トリガーは訓練用トリガーの孤月を選択。

私の黒トリガーはなんでも日本刀のフォルムをした剣でなんでも二刀流だとか。

なので、とりあえず形の似ている孤月の二刀流でやってみることにした。

今度遠征から帰ってきたら太刀川に教えてもらおうかな。

あの人、二刀流だったし。

なんて考えながら空中にのうのうと浮遊してやがるネイバーを切っていく。

事前学習があればこんなのお茶の子さいさいへの河童だ。

連続で出てくるようになっているので休憩している暇はない。

陽「だいじょうぶかー」

「大丈夫だっての。お子様はとりあえず機械がちゃんと働いてるか確認しといてくれれば問題なし」

陽「だからおこさまというなー！！」