一目惚れ ページ36
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「あ、当分俺休みだから何か頼み事あったら言って」
「やる事ないし」
『あ、そっか試合ないのか』
「ないって…まぁ…」
『そうだなぁ…じゃぁ今日掃除頼んでもいい?』
『洗濯は私がやるから』
って、あれ?
これから御幸くん我が家に居るんだよね?
ってことは、一緒に住むって事だよね?
家事分担しなきゃじゃね?(そうだけどそうじゃない)
『家事分担した方がはやい…?』
「そうかもしれない…」
「まだ仕事まで時間ある?」
『うん、全然あるから大丈夫』
『じゃぁ分担しちゃおうか!』
だな。
と小さく頷いた御幸くん。
裏紙と適当にそこら辺に転がってたペンを手に取り
Aのやる事
御幸くんのやる事
と横並びに書いた。
『まず、洗濯物は恥ずかしいから私がやりたいです』
『なにか異議はありますか』
「ありません。」
『はい、では洗濯系などは私がやります。』
『御幸くんは何かありますか』
ん〜…と紙を眺めて唸った後
私をすっと見上げて言った
「おれ何やればいいかわからんです」
ん"っっっっっっっ
かわええっっっっっっ
ここはきっと、
おい
ってなる場面だったろうがならなかった
だって、ちょっと申し訳なさそうに笑うんだもん…
可愛すぎるよ御幸くん…
____________________圧倒的語彙力
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作者名:とーりお x他3人 | 作成日時:2016年9月16日 20時