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一目惚れ ページ33

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横で眠る彼。
そう、私の彼氏。

むふふっ…と二ヤケが止まらない

眼鏡を外して眠る彼は
またどこか可愛らしく、幼い感じがした。

すーすー…と小さく聞こえる寝息。
すべすべな綺麗な焼けた肌。
長くカールした睫毛。
密かに動く艶めくふっくらした唇。
呼吸と共に動く、艶のある細い髪。


彼の全部を、今私が独り占めしていると思うと
夜でも心が躍るのが感じられた。


大きな手を握るように触れると
逆に大きな手で包み込まれてしまった。

ほのかに私より高い体温。

とても気持ちがいい。




『好きの気持ちがやっと報われました…』





小さく嘆いたその言葉。
彼に届く事は無いけれど、それでいい

2人同じ気持ちだという事だけ。
それだけでも何という幸せなんだか…。

少し二ヤケながら彼の寝顔を眺めた。

なんだかだんだん眠くなり、
私も寝ようと
彼に近づいて瞼をゆっくり閉じた



その日はそこで記憶は途絶えたが
夢を見たのを覚えている。


私の隣に兄がいて、
反対の隣には御幸くんがいて。

もう少し先には、父と母が笑っていて
綺麗なお花畑に私達はいた。

あたたかいお日様に包まれるような、
でも少しほのかにいい香りがするこの感じ。
今まで見た夢の中で、1番幸せな夢だった。





________頭の中お花畑((夢の話))

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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:とーりお x他3人 | 作成日時:2016年9月16日 20時

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