一目惚れ ページ13
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『れっつごー!!』
「ごー」
上がったテンションで
車の中で
真っ直ぐひじを伸ばし
言った。
我ながら恥ずかしい
『まずは、』
「何処行くの?」
『着いてからのお楽しみ〜』
「まじか」
『すぐ着くから』
おっけ。
と軽い返事をした御幸くん
現在私の隣の助手席に乗っている。
恥ずかしいし、
なんか緊張するし、
怖い…
まずはショッピング。
と思って車を走らせ、
駐車場へと向かった
「あれ、ここ」
『そうそう最近出来た所。1回行ってみたかったの』
「人多そうだね」
『平日だから少ないよ』
「おぉ…それも見越して?」
『勿論。』
流石〜といって茶化す彼は
笑って幸せそう((勝手な想像))だった。
まずは洋服を見ようと
先頭をきって歩く。
そこは想像以上のお店の数で、
可愛い物が勢ぞろいしていた。
『は、速くいこ!!!!』
「テンション上がりすぎだよ」
『速く!!』
「ちょ、」
クスクス笑ってる彼の手を引いて
小走りで気になるお店へ
転々と入った。
勿論、御幸くんの合う洋服だって見たから!!
まぁイケメンは格別で
何を着せても彼には合った。
『うん!!今日はコレが1番合ってるかも!』
「お、おう…」
『これください!!あっこのまま着てってもいいですか?』
「え、いいよ!!!自分で買えるし!!」
『ちょっと静かにして』
私好みのコーデで揃え、
お買い上げ。
「本当、何から何まで…」
『いいの!!今後頑張ってもらいますから〜』
「プレッシャーかけんな」
『ま、いい試合ができるといいですね〜』
「はいはい、どうも」
照れてるのが見えた瞬間
可愛いって思ったし、
その反面、格好いいな…と
改めて思ってしまった自分を殴りたい。
コイツ、
_______見た目と違って凄い人馬鹿にしてくる…っ!!!!
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作者名:とーりお x他3人 | 作成日時:2016年9月16日 20時