一目惚れ ページ11
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「美味しかったぁ…」
『それは良かった…ちょっと心配でさ』
「うん、俺もこの人料理できんのかなって思った」
『おいこら』
「でも。
美味しかったです、ご馳走様」
下げて上げたね、御幸くん。
あげて落とすんだよ、そこは。
と言っても
私は凄い今嬉しい
手料理を食べてくれる人も、
美味しいっていってくれる人も、
ご馳走様って笑ってくれる人も、
今現在私にはいないのだ。
だから、
『凄い嬉しい!』
「ははっ子供みたい」
『笑うな〜あっ今日は気分転換でもしませんかっ』
洗い物をしながら
隣で拭いてくれてる彼に言った。
昨日はまぁ、うん
あれだったし
「いいの?色々と、ほんとに」
『全然構わないよ。私ね、結構嬉しいよ』
「…そっか。じゃあ遠慮なく!!」
『そうこなくっちゃ!』
にへっと笑った御幸くんにつられ
私も大きく笑った。
こんなに笑ったのは久しぶりである…
行くあてはないけど
どこへでもいいかなぁと
軽−く考えてる。
「何処行くの?」
『んん〜どこいきたい?』
「どこでもいいよ」
『…わかった!!じゃあ私おすすめの場所に行こう』
「おお」
『今、9時30くらいだから…10時にはでよう』
「おっけ。じゃあ早速準備だね」
うん。
と一言いって、
自分の部屋へ戻り
洋服選びから始めた。
ちょっと、ドキドキしてます
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作者名:とーりお x他3人 | 作成日時:2016年9月16日 20時