お嬢様と4人の執事 Part2

54 ページ16

―増田side―



これ以上花籠さんの近くにいると何をしてしまうか分からないので手越とお嬢の近くに行った。






手「お嬢早く目覚ましてよ。」






手越がその言葉をかけた瞬間、手越が握っていた手がピクリと動いた。






手「お嬢!!」






ゆっくりと開いていく目。



俺は急いで小山とシゲに駆け寄った。






増「お嬢が目を覚ました!!」



小「お嬢、ここがどこか分かる？」



「生徒会室？」



小「そうだよ。お嬢ね、花籠さんに睡眠薬打たれて寝ちゃったんだよ。」



「そっか。ねぇ、慶ちゃん。体起こしてもいい？」



小「うん。いいよ。」






ゆっくりとお嬢の体を起こしてやる。






「花籠さん。ごめんね。私寝ちゃってたみたいで。

相談にのる約束だったでしょ？話を聞かせてくれる？」



花「ごめ…ん…な…さい。実は…」






花籠さんのお家は今、とても危ない状況にあるらしい。



そこで花籠さんの下駄箱に一通の手紙が入っていた。



その内容がお嬢を睡眠薬で眠らせろ。この事を外部に漏らせばお前の家は潰れる。



この手紙と一緒に睡眠薬入りの注射器が入っていたらしい。






「そういう事だったのね。シゲ。」



加「あぁ、今手配してる。」



「花籠さんのお家は私達にサポートさせて？」



花「Aお姉様。ありがとうございます。」






とりあえずは一件落着かな。



でも、これからは忙しくなるな。






―NEWSside END―

あいすくらいまー→←53

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す