お嬢様と4人の執事 Part2

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―加藤side―



小山がお嬢の近くに落ちていた注射器の中身を調べて欲しいと言ったから俺は急いで調べた。



万が一毒でも入っていたら一刻も早く対処しなければならない。



毒は1秒でも対処が遅れてしまえば命が危なくなる。




検査キットから出てきた反応は睡眠薬。





加「とりあえず良かった。」






俺は急いで皆のいる部屋に向かった。



するとまっすーが花籠さんに怒鳴っている最中だった。





加「小山、その言葉信じて大丈夫だ。

結果も睡眠薬って出てる。」






皆、結果が睡眠薬だった事に安心したのか少し強ばっていた顔が緩んだ。






小「何でお嬢にあんな事したの？」






小山が尋ねても花籠さんは泣いたままだ。



まっすーもこれ以上花籠さんの近くに入れば何をしてしまうか分からないと思ったのか



俺達の傍を離れてお嬢と手越の所へ行った。






加「泣いてたら何も分からないんだけど？」



花「ごめ…ん…な…さい。」



小「何であんな事したのか教えて？」






花籠さんが口を開こうとした時に手越とまっすーが声を上げた。






手「お嬢!!｣






するとまっすーがこちらに走ってきた。






増「お嬢が目を覚ました!!」






それを聞いて俺と小山は走ってお嬢の元に駆け寄った。

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