兄様 ページ7
『やっぱり兄様のお料理が1番美味しいです、、、』
犬士郎「そうか。口にあったのなら良かった」
9つ違いの兄様はとても優しい。異常者の僕をずっと守ってくれたのは兄様だ。
僕の全てを理解してくれた。優しく包み込んでくれたのだ
僕が双六先輩にときめかないのも兄様がいるからだと思う。だって僕には兄様がいれば十分だから。
これ以上の幸せはバチが当たってしまう。
犬士郎「診察が入ったと聞いたが、、、どこの囚人だったのだ?」
『13舎13房の25番くんです。あの子中々興味深い体質で興味が湧いてきました。
出来ることなら隅々まで調べさせて欲しいくらいです』
まぁ、隅々と調べられるなんて不快だろうからしないけど。
犬士郎「、、、双六一と合ったのか?」
『、、、その事には触れないで欲しいです。』
まだほっぺを舐められたことが整理出来ていない。
思い出したら感覚が蘇ってきた。
犬士郎「大丈夫か?顔色がすぐれないぞ」
『だ、だいじょばないかもです、、、
あ。そう言えば兄様。看守長さんと進展ありましたか?』
そう言うと兄様はリンゴみたいに真っ赤になった
犬士郎「め、目が合って、、、微笑んで貰った、、、」
『順調ですね。早く義姉様になって頂けるように僕もお手伝いします
僕に出来ることがあれば言ってくださいね!』
兄様と看守長はとてもお似合いだと思う。看守長は美人さんだひ兄様もかっこいい。付き合ったら美男美女カップルだ
、、、そういえばいつも思ってたのだが。
双六先輩と僕がひっつけば看守長と進展があるかもしれないのに、、、兄様はそれを利用しようとしない
そこら辺がまた優しい。僕なんてどう使ってくれても構わないのに
兄様が命令するのなら双六先輩と付き合ってもいいと思ってる。双六先輩には失礼かもしれないが兄様が幸せなら、、、
よく考えたら双六先輩も僕と付き合えるし僕は兄様の手助けが出来るのでwin-winだ
犬士郎「どうしたのだ?私の顔になにか着いているのか?」
『いいえ。
やっぱり僕。兄様の妹で良かったです。』
そう言って、普段使わない表情筋を使って微笑んだ。
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作者名:賢者。おぱんてぃ | 作成日時:2018年12月19日 1時