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「もー。やっぱりココにいた。レオナさん、今日は補修の日っすよ。」
少女が振り返った先にいたのは、淡い茶髪のくせ毛に大きな獣の耳、ふっさふさの小ぶりな尻尾を持った男だ。
タレ目が何とも愛らしく、瞳はグレーがかった水色でとても綺麗だ。
少女には彼が救世主に見えた。
彼が来たことにより、この場の空気が一変。とても軽くなったからだ。
「はぁ…うるせぇのが来た。」
レオナはめんどくさそうにため息を吐く。
「レオナさん、ただでさえダブってんすから。これ以上留年したら、来年はオレと同級生っすよ？」
「あー、うるせぇな。キャンキャン言うんじゃねぇよ、ラギー。」
どうやら救世主の名はラギーというようだ。
レオナは嫌そうにラギーに返事をする。そこには先ほどの様な威圧感はそこには無かった。
「オレだって言いたかないっす！もー、やれば出来るのに何でやらないんすかぁ。」
ムスッと言いながらラギーはレオナに近づき、レオナの腕を握る。
「ほら、行くっすよ！」
ラギーはレオナの腕を引き、歩き始める。
レオナは怠そうに足を進めながら少女とすれ違う瞬間に、
「チッ…二度目はねぇ。次からは気をつけろ。…草食動物。」
そう言って少女の頭をポンッと軽く叩いて姿を消した。
レオナが植物園から出てった瞬間、
「＿＿ぷはぁ！緊張したんだゾ！何なんだあの凄みのある管理人さんは！？Aは何か反抗するし、オレ様気が気でなか…」
グリムはようやく息が出来たようで、少女の腕の中で興奮している。
かなり怖かったようだ。
しかし、少女は微動だにしない。
「A…？どうしたんだゾ？」
それに気が付いたグリムは話すのをやめ、少女の方を見ると、
「…こ」
「…こ？」
「し、死ぬかと思った。」
そう言って少女はしゃがみ込んだ。
どうやら去勢を張っていただけで実は結構怖かったらしい。
まぁ、当然と言ったら当然だ。
魔法を使われたら少女は勝てない。
なおかつ、獣人なんて見たのは初めてだ。
得体のしれない恐怖が渦巻いてたのだろう。
流石の少女も素手ではライオンに勝てん。
「ライオンっぽい人だった。てか、あの尻尾はライオンか。…私よく生きてた。食べられなくて良かった〜。」
少女はふぅ〜と息を吐き、自分が生きていることを確かめると、安心そうにグリムに微笑みかけた。
その様子を見て、グリムも安心し少女の膝に頬を摺り寄せた。
「お〜い！あっちにカゴとトングがあったぜ〜…って、何してんの？」
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芋けんぴ(プロフ) - Ｒ−アル−さん» しみわたりました！！ (2021年7月25日 1時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ−アル−(プロフ) - 芋けんぴさん» 五臓六腑に？！？！ (2021年7月19日 20時) (レス) id: 4d2464a69b (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 無題さん» ご指摘ありがとうございます。ただちに訂正して参ります！ (2021年7月14日 7時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
無題 - 突然失礼します。20-1の決闘が血統になってます。 (2021年7月14日 6時) (レス) id: 6b1b4e2ad9 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - どんさん» そうですか…。すみません、謝らせてしまって。 昔に一度試してみたのですが、出来なくて…。別の方法を探してみます。(´;ω;｀)一応、イメージイラストはちゃんとあるんですよ…。 (2021年7月12日 18時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2021年1月6日 22時
