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「お〜い！あっちにカゴとトングがあったぜ〜…って、何してんの？」
少女が項垂れていたところに、エースとデュースがやってきた。
しゃがみ込んでしまっている少女を見て、エースは驚く。
「…2人ともどうかしたのか？」
デュースが駆け寄りながら問いかける。
少女は何と言ったらいいのかわからず、苦笑いするしかなかった。
「まぁ、怪我は無さそうだし、ダイジョブなんじゃね？…って、また腰抜けてんの？」
エースは少女の腕を引き、起き上がらせながら言う。
しかし、少女は腰が抜けていたようでうまく起き上がれない。
「あはは。面目ない。」
「はぁ〜、デュース。これ持ってて。」
「あぁ、わかった。」
エースはデュースにトングを渡すと、
「うわっ！」
少女をおんぶした。
「まったく世話が焼けるぜ。Aは。」
「…面目ねぇ。」
「もう、早く栗拾いに行こうぜ〜。」
申し訳なさそうにおぶられる少女。
エースはもう慣れっこだと言いたげに歩き出す。
「はっ！そうだ。栗拾い！いっぱい拾わないとタルトの食いブチが減るんだった。コワイ管理人さんの話は、栗を拾いながらするんだゾ。」
エースの言葉によりようやく目的を思い出したグリムは、そう言って歩き出した。
＜学園裏の森＞
歩きながらレオナの話をするグリム。
少女は何故か少し恥ずかしそうにエースの肩に顔をうずめていた。
「＿ってことがあったんだゾ。」
グリムはポテポテ歩きながら話すと、
「いや、絶対ソイツ管理人じゃないっしょ。ってかさ〜」
話を聞き終えた後、エースはまずツッコむ。そして顔だけ振り返り、
「Aは何抵抗してるわけ〜？怪我してたらどうしたんだよ。」
嫌味をぶつける様に少女に説教を垂れる。
「うぅ…だって、何か負けるの悔しくて。」
申し訳なさそうに言い訳を述べる少女。
それに対しデュースが、
「Aは女なんだ。それに魔法も使えない。もう少し自分を大事にしろ。」
と正論を述べた。
少女はどこか腑に落ちていないようだが、
「…ハイ。」
と返事をした。
「そんなことがあったならさ、まずは声出してオレらを呼べよな。」
エースが歩きながら言う。
デュースもそれに頷き、
「そうだな。次からは僕らを呼べばいい。」
そう言って、今度は優しい目で少女を見た。
少女は思わず目を見開く。
「ふふ…ふ、あはは！…本当、ずるいよなぁ。」
少女は優しいマブダチの言葉に思わず笑い、改めて彼らが好きだと感じるのだった。
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芋けんぴ(プロフ) - Ｒ−アル−さん» しみわたりました！！ (2021年7月25日 1時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ−アル−(プロフ) - 芋けんぴさん» 五臓六腑に？！？！ (2021年7月19日 20時) (レス) id: 4d2464a69b (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 無題さん» ご指摘ありがとうございます。ただちに訂正して参ります！ (2021年7月14日 7時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
無題 - 突然失礼します。20-1の決闘が血統になってます。 (2021年7月14日 6時) (レス) id: 6b1b4e2ad9 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - どんさん» そうですか…。すみません、謝らせてしまって。 昔に一度試してみたのですが、出来なくて…。別の方法を探してみます。(´;ω;｀)一応、イメージイラストはちゃんとあるんですよ…。 (2021年7月12日 18時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2021年1月6日 22時
