出来損ないの私だから。【ハリポタ】賢者の石2 (ページ7)

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マルフォイは面倒くさいやつページ7

『ｯおい！！！』

ネビルは地面に向かって落ちていく

私はネビルに手を伸ばした

ｯ掴んだ！！

『ぅ゛ｯ……』

「うわぁっ！」

急な衝撃で手首に痛みが走る

ネビルを掴んだせいで私も片方の手が箒から外れた

2人一緒になって地面に落ちる

ネビルを抱き抱えてくるだろう衝撃に身を構える

箒は誰も乗っていないのに私の方へ飛んできた

地面につくギリギリぐらいで箒を掴めた

それでもドサッと音を立てて2人で倒れる

ネビルが乗っていた箒が私のお腹に向かって飛んできた

かはｯ…と息が詰まった

なんどもぶつかってくる箒を蹴飛ばす

ネビルは……！？

ばっと痛む体を起こしてネビルを見る

ネビルは腕を抑えてうぅ、うぅ…と唸っていた

「Mr.ロングボトム！ロウェリス！！みんな、どいて！」

『おいネビル…！しっかりしろ…！！』

「なんとまぁ、骨が折れてる…ほら、大丈夫よ。立って！全員、地面に足をつけて待ってなさい。この子たちを医務室に連れて行きますから」

『……先生、私は大丈夫ですからネビルだけ連れて行って頂けませんか』

「まぁ、本当なのですか。分かりました。いいですね？箒一本でも飛ばしたらクィディッチのクの字を言う前にホグワーツから出て行ってもらいます！」

そう言ってフーチ先生はネビルの肩を抱いて行ってしまった

はぁぁ………なんとかなった…

こつん、と何かが手に当たった

そちらを見てみるとガラス玉の様なものが落ちていた

拾ってみてみると、ただ向こうが透けただけだった

なんだこれ、ネビルのか？

そう思っているとマルフォイが私の手からそれをひったくった

『ぁ、おい！』

「はっ、見たか、あの顔？？この思い出し玉を握れば、尻餅のつき方を思い出したろうに」

「返せよ、マルフォイ！」

『………ネビルのだ。君のじゃないだろ』

「嫌だね。ロングボトム自身に見つけさせる」

そう言ってマルフォイは箒で悠々と飛んだ

片手で宙に投げてはキャッチをして私たちをみる

こいつ……嫌なやつだ

ハリーか嫌うのも分かる、私もあの先生みたいで嫌いだ

ぎりっとマルフォイを睨むとにやにやと笑った