先生の部屋 ページ13
コトネside
倒れてからどれほど時間が経ったのだろう…
私はゆっくりと瞼を上げた
明らかにスリザリン寮ではない天井
私はゆっくりと体を起こした
周りを見ると本が散らばっており､実験台などもゴチャゴチャとしており､ふと感じた
もしや…ここ……スネイプ先生の部屋では？
嫌な予感はした
何よりも魔法薬の時に倒れたのだ
その可能性はある
私は本棚の本にふと目を見た
凄い数だな……
自身の服を見ると､ネクタイが外されておりYシャツも第二ボタンまで下げられてた
そしてローブやネクタイ
そして靴などは綺麗に揃えられてた
改めて本棚を見ると､見覚えのある本も沢山あった
待って？
これ､スネイプ先生が書いたの？
どうりで聞き覚えのある名前だと思った…
スネイプ｢…目が覚めたか……｣
コトネ｢!!?こ、この度は申し訳a……｣
スネイプ｢構わん｡君が謝らなくて構わん｡｣
コトネ｢は、はぁ……｣
スネイプ｢体調はどうだ｣
コトネ｢落ち着きました｡頭痛も収まりました｣
スネイプ｢そうか｡なら良かった｡食欲はあるか｣
コトネ｢微妙に…｣
スネイプ｢ならスープだけでも飲みなさい｣
そう言われて､私はゆっくりとオニオンスープを喉に流し込んだ
沈黙が流れて気まづかった
コトネ｢……本……色々あるのですね｣
スネイプ｢嗚呼｡気になる本はあるか？｣
コトネ｢色々と…｣
スネイプ｢なら貸してやろう｣
コトネ｢いいのですか！？｣
スネイプ｢構いませんぞ｡それで成果を出せるならば｣(ﾆﾔｯ)
コトネ ﾄﾞｷｯ｢(ふと…かっこいいと思ってしまった…)そ、そういえば…ベッド占領してすみません…｣
スネイプ｢構わん｡我輩はソファーで寝るので｣
コトネ｢え？｣
スネイプ｢え？｣
お互い顔を見合わせた
コトネ｢待ってください｡寮に戻らせて頂くので!?｣
スネイプ｢何を言っとる｡体調不良だぞ｡明日も休みなさい｣
コトネ｢分かりました｡なら明日になったら帰ります｣
スネイプ｢……では｡体調が戻ったら一週間に一度ほど､我輩の部屋で実験などいかがで？｣
コトネ｢……え！？｣
スネイプ｢……何かご不満でも？｣
コトネ｢い、いえ｡むしろ…う、嬉しいです｣
スネイプ｢では決まりですな｣
こうして何故か一週間に一度
スネイプ先生の実験台を使わせてもらわせることになった
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作者名：オル | 作成日時：2021年5月17日 19時
