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『で?弟くんと何があったの?』

それまで黙々と残業をこなしていた紫耀が、二人きりになったタイミングで聞いてきた。

「何かあったっていうか、なくなったっていうか…」

『え?何が?なくなったってどういう意味?』

私が曖昧な言い方をしたせいか、紫耀の顔にはクエスチョンマークが浮かんでいた。

「実はさ、廉と1週間以上一緒に寝てないんだよね…

最近はハグもしてこないし、わざわざ私がバイト先に行く必要もないかなって…」

私がそう答えると、紫耀はなぜかニヤニヤしながら私を見た。

『それでAの方が寂しくなっちゃったんだ?笑』

「はぁ?そんなわけないでしょ!!

私の事押し倒したりする弟なんてお断りだよ」

『え!!A、弟くんに押し倒されたの?』

「まぁ色々と未遂だったけどね笑」

私がそう言えば、今度は急に真剣な顔をして私を見つめてきた紫耀。

『じゃあさ、もう弟くんの事はいいの?』

「いいも何も、人の気持ちなんてどうにか出来るものじゃないからしょうがないでしょ」

『そっか。じゃあAの気持ちは?』

「私の気持ち?」

廉の態度が急変した事で頭がいっぱいで、私の気持ちとかあんまり考えてなかったかも。

『うん。ねぇ、Aはまだ俺じゃダメ?』

そう言って、紫耀は突然私を抱きしめてきた。

「ちょ、紫耀、ここ会社だから!!」

私が慌てて紫耀の腕から逃れようとすると、今度は私の腕を掴んで顔を近づけてきた。

『でももう、ここには俺達しか居ないよ?』

優しく微笑みながら、私に近づいてくる紫耀の唇を静かに見つめていた。

.→←残業にて。



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設定タグ:永瀬廉 , 平野紫耀 , King&Prince
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ひかる(プロフ) - はるきち♪さん» こんにちは!!楽しんで頂けて良かったです!!あ、でも私のお話は割とキュン要素が少なめですが大丈夫でしたか?笑 私も年上の永瀬担なんで先輩設定とか正直難しいんですよね…笑 また永瀬メインを書いた時は是非また読みに来てくれたら嬉しいです!! (2021年8月21日 17時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
はるきち♪(プロフ) - こんにちわ。最初から最後まで楽しく読んでました(^o^)キュンキュンありがとうございます。最近、キンプリ沼にはまりまして特に廉担で姉の年上設定だったので特に。引き続き体調崩さず頑張ってください (2021年8月21日 15時) (レス) id: 05a8817700 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - かいとんさん» ありがとうございます!!海人推しやのに最後まで平野推し貫いてくれてありがとう。でも、勝たんて言うたら平野に叱られるで?笑 まだ次は誰メインにするか決めてないけど誰メインでもまた読んでくれたら嬉しいです!!(図々しい笑) (2021年8月21日 14時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - 完結おめでとうございまぁす!!!……紫耀くん〜!最後までカッコよかったなぁー。同期紫耀くんしか勝たん!(もちろん推しは海人くん!!!)またどこかで会いましょう(笑) (2021年8月21日 12時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - かいとんさん» お久しぶり!!このお話では相変わらずの紫耀推しなのね笑 私も紫耀の事応援してるけど(オイ)、結末がどうなるのか最後まで楽しんで頂けるように頑張りまーす!!!!!! (2021年8月8日 7時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひかる | 作成日時:2021年5月1日 16時

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