*30話 ページ30
のあside
学校にきて3日か。だいぶ慣れてきたような気もする
ふと、廊下を歩きながらそんなことを思っていた。
隣にはなあやがいる
教室に入ると、クラス内でも派手めな女子達が集まって話していた
こんな朝早くに来てきゃぴきゃぴする需要はなんだ、などと変なことを考える
が、次の瞬間私は目を見開いた
私となあやの隣の席_つまりちなちゃんの席に落書きがされていたのだ
『なあや…』
なあやを呼んで見せる
そこには、存在を否定するまでも酷い暴言が書かれていた
もし仮にちなちゃんが何かしたとしてもこれは酷すぎる
今までこんなことに独りで耐えてきたのか、と思うと涙が滲む
私達は顔を見合わせると、その机を綺麗にしだした
なんだ、結局考えてることは同じじゃないか
と微笑を浮かべながら未使用の雑巾を濡らして拭き取る
存在を否定するなんて許せないと思い、ほんの気持ちだけの行動だが汚れを取るような気持ちでアルコール消毒をした
ありえない
ちなちゃんが何かしたのだろうか。ううん、あの子はそんなことするはずもない
だとしたらなんで…
たしかに年齢は一番下かもしれない
でも年齢なんて関係ないだろう?
なあやはキレてしまったのか
「ちょっと!!」
と、集まってる女子に声をかける
え、なに〜?と乾いたような作ったような鼻にかかる笑い声を出しながら、リーダーらしき人が言った
「ちなちゃんの机に落書きしたの誰だか知ってる!?
というかちなちゃんのどこが嫌いなの」
と、完全にキレたご様子。
その態度に女子もムカついたようで
「なんなの!?私達が犯人だって言いたいの!?
そもそもねえ、ちなが悪いの!!私達の言うこと聞かないし、いっつもうじうじしてばっかだし!!」
と、有罪を自首しているような爆弾発言をした
馬っ鹿じゃねぇのwと内心笑いながら、女子達の言葉に質問があったからぶつける
『え、何で貴方達の言うことを聞かなきゃいけないんですかー
ちなちゃんは誰のものでもないし、貴方達の言う事を聞く必要もない一人の人間ですが
貴方達がこのクラスの指導者なんですか?
あれw先生じゃなかったっけ?w』
少し煽りながら言ってみる
冷静に言っているが私だってかなりキレているのだ
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はらる - ありがとう!! はらるさんがんばる(`・ω・´) (2018年10月26日 21時) (レス) id: 77e8d2d9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - はらるさん» 千bitごえおめ! (2018年10月26日 19時) (レス) id: 7cf9ebc6d4 (このIDを非表示/違反報告)
緋月瀬音奈(プロフ) - なんかいつの間にhit数増えてね? (2018年10月26日 18時) (レス) id: e94d3cd3d0 (このIDを非表示/違反報告)
彌祐(ログアウト) - はらるさん» どいたまでちよ( (2018年10月21日 1時) (レス) id: 963abcba02 (このIDを非表示/違反報告)
彌祐(ログアウト) - え、察したのか(( (2018年10月21日 1時) (レス) id: 963abcba02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はらる | 作成日時:2018年9月23日 17時