圧倒的アウェー感 ページ4
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ゼロくんは渋々といった様子で、私が引いた椅子に腰掛けた。ヒロくんはその横に座る。
それを確認すると、向かい側の椅子に座った。
私はゴホンと咳をひとつすると、ゼロくんのキレイな青眼を見つめる。
ニヤリ、と口角を上げて机に頬杖をついた。
『さあて……もうネタは上がってんですよ。洗いざらい吐いてもらいましょうかねぇ？』
「…ネタ？」
ゼロくんは私の言葉に首を傾げる。そして思い当たる節があったのか、「おいまさか…」とヒロくんの方に顔を向けた。
逃げられないと悟ったのか、ヒロくんは苦笑しながら顔の前に手を合わせる。
「ごめんって…もう隠し通せないと思ったんだ。それにいずれはバレる事…肩の荷が降りたと思えばいい」
「ヒロ…お前あんなに隠したがっていたのに…」
突如始まった二人の会話についていけない。
待って待って待って。
その役目は私だったはずなんだけど。いつの間にか私が置いていかれていた。
どちらかと言うと私よりも、この二人の会話の方が演技っぽい。どこぞのストーリーだよ。いや、彼らは至極真面目に会話しているだけなのだが。
しかし、一言や二言しか話せなかったのは
私の役としてのパンチが足りなかったのか？だからたった一瞬で私の刑事ごっこは終わりを迎えてしまったの？
正直これは想定外だった。もっと趣向を凝らさねば、このハイスペックお兄ちゃん達をごっこ遊びに巻き込むことは出来ないってことね。
……諸伏A、肝に銘じておきます。
『ン"ンっ、えーっと？…説明を求む』
「あ、悪い」
『頼むよオニーチャン…』
妹の存在すら消してしまうのは頂けない。
私の太平洋の様に寛大な心をもってしてでも、少しばかり傷ついちゃうから！
まあ結局大好きだから許しちゃうんだけどね…兄にはどうしても甘くなっちゃうぜ…
と頭では考えつつもむくれて頬を膨らませていると、目の前のおにーちゃんズが苦々しく笑った。
ごめんって、と伸ばされたゼロくんの大きな手が私の頭を捕らえる。雑だけど、
『……ぅっ、ひっく…』
「えっ、A！？」
「！？本当にすまない、悪気は無かったんだ！」
ゼロくんが珍しく慌てている。その発言の内容は何も知らない人からしたら、酒に酔っ払って浮気してしまった男の言い訳にも聞こえる。けしからん。
まあ泣きながらこんなこと考えている私が、正直一番アウトだろうけど！！
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天桜＊(プロフ) - ネイジェさん» はじめまして！コメントありがとうございます！本当に楽しみですよね…！！動いてる皆に会えるのが待ち遠しいです…！お気遣いありがとうございます、お互い体には気をつけましょうね；；更新頑張りますのでどうぞお付き合いよろしくお願いします☻ (2021年12月18日 22時) (
レス) @page28 id: 2fdd3479dd (このIDを非表示/違反報告)
ネイジェ - いやもう面白すぎ！！来年の映画、楽しみですよね・・・！オタク仲間？か、どうかは分からないけど、応援してます！更新頑張って下さーい！！体にも気を付けてくださいね！ (2021年12月18日 19時) (レス) @page28 id: 09b28cb614 (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - ソラさん» 初めまして！コメントありがとうございます！！そう言っていただけて嬉しいです〜！！一緒にいるだけで元気を貰えるような、そんな妹ちゃんを目指して書いてます…！！ゆっくりではありますが更新していきますのでよろしくお願いします！！ (2019年8月22日 17時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 初めまして。小説読みました。ごーうぃんぐまいうぇいな妹ちゃん可愛すぎ(*¨*)こんな妹ちゃんだからこそ、警察学校組は頑張って行けるんだろうなと思いました。続き楽しみにしています。(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年8月22日 14時) (レス) id: 488a1f3fec (このIDを非表示/違反報告)
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