[夢色パティシエール] 天才少女のパートナーは宮廷パティシエ！？ (ページ47)

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45話　クロカンブッシュページ47

(少しとばします)

～inパリ～

To アンリ・リュカス

メリークリスマス！アンリ先生。
時が経つのも早いもので、私がセントマリー学園転入してきて
三か月が経とうとしています。この前までセントマリーにいた
ので、先生はご存じだと思いますが、クリスマスイブの日、学
縁の生徒達は、チャリティーの為のクリスマスケーキ作りに大
忙しです。売り上げのほとんどを地域の恵まれない子供たちに
寄付することになってるから、皆気合が入っています。私も、
皆に負けないように一日でも早く、アンリ先生に会えるように
頑張っています。お体に気を付けてください。
　
　 Form 姫野 A

アンリ「頑張っているようですね。A」

～調理室～

いちご「何か、バニラ達がいないと寂しいね・・」

樫野「いたらいたで、うるさいけどな」

A「スイーツ王国のクリスマスパーティーの準備じゃしかた
　ないよ」

花房「カフェ君は、何かの係に選ばれたらしくて張り切ってたよ」

樫野「でも、あいつら大丈夫なのか？今日のクリスマスケーキの手伝い
　しなくて」

いちご「えっ？どういうこと？」

安藤「キャラメル達、皆が作ったスイーツをカードにして送っているだ
　ろう？」

花房「あれは、点数になるから成績に影響するらしいよ」

いちご「へぇ～そうなんだ」

安藤「今日のケーキは皆、できがいいからカードを送れないのは痛いよね」

A「いちごちゃん、もしかしてそれ・・」

いちご「うん。わかる？」

A「クロカンブッシュでしょう？いちごちゃん、やる～」

いちご「えへへ。小さい頃、お婆ちゃんが作ってくれたのを思い出してチャ
　レンジしてみたんだ～」

樫野「天野。クロカンブッシュはクリスマスケーキじゃねーぞ？」

花房「たしかに、本来はウエディングやお祝い事のときに作ったりするよう
　なケーキだからね」

安藤「でも、クリスマスツリーみたいでアイディアはとてもいいと思うよ」

樫野「俺もできはいいと思うけど、普通クリスマスには作らないよな。」

いちご「もぅ！褒めてるの、けなしてるの？クロカンブッシュがクリスマスケーキ
　じゃないことくらいあたしだって知ってるわ。でも、おばあちゃんが常識
　にとらえていたら皆を笑顔にするケーキなんかできないって！！それより、
　これ先生に見せ作る！」

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