〜私の知らない過去〜【リローデッド編】

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A「南野A、ふっかーつ!!!」



遂に練習を解禁する事になり、私はグランドで思い切り叫んだ。

ソックスも練習着も久々のように感じる。




鬼道「相変わらず声がデカいな。」


A「だって、本当に久々なんだもん！
　早くボール蹴りてぇ！」



豪炎寺「３日間の休養期間がそんなに長かったのか？」


A「１日が48時間になった気分だったぜ。
　サッカーしてるとあっという間なのにな！」



鬼道「れっきとしたサッカーバカだな……」←






グランドの周りをランニングし、基礎練習を終えて実践練習へと移る。


私は右サイドへ入り、いつも通りにセンタリングを上げた。




A「豪炎寺！」



豪炎寺「ファイアトルネード!!!!」



センタリングから豪炎寺が好位置でシュートを放った。




円堂「マジン・ザ・ハンド!!!!」





パシッ！




しかしそれを円堂が止める。




円堂「いいシュートだったぞ、豪炎寺！
　Aも、ナイスアシスト！」



円堂からの気合いの入った言葉を受け、私は持ち場へと戻った。







鬼道「感覚は全然鈍ってないな。」


A「長いことここのポジションやってるからな。」




染岡「Aー!!
　次はオレにパス寄越せよ!!!」


A「おうっ！ 任せとけ!!」



私は再びゴールに向かって走り出した。









一之瀬「ボールを捌く技術は流石としか言いようが無いね。」


鬼道「あぁ。
　それに、パスの精密度も非常に高い。」



風丸「Aがか？」


鬼道「そうだ。」




一之瀬「オレもアメリカで、何十人という右サイド選手を見てきたけど……
　Aほど正確な位置に出せる人はめったに居ないよ。

　スパイカーの最も蹴りやすい位置にパスを出している。」


土門「あれで女なんだから恐ろしいよな。」



一之瀬「オレも負けてられないな……!!」







A「一之瀬！
　私もシュート蹴りたいから、センタリング上げてくれー!!」



私は、グランドで固まってる４人に向かって声をかけた。




一之瀬「分かった！ 今行くよ！」







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・







バルセロナ・オーブとの試合はいよいよ間近。


それに向けて、私達は毎日毎日遅くまで練習に明け暮れた。

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