〜私の知らない過去〜【リローデッド編】

〜３〜 ページ4

ｶﾞﾗｯ





円堂「あれ？
　風丸とA。」



風丸・A「え、円堂!!!」




短いようで長い沈黙を破ろうと何か話題を考えていた私。

それは風丸も同様だったらしく、突然円堂が入ってきて死ぬほど驚いた。


円堂の後ろには豪炎寺と鬼道もいる。





円堂「先来てたのか。」

A「あ……あぁ！」←





豪炎寺「風丸。 ２人きりで何してたんだ？」


風丸「なっ……ちょ、ちょっと話してただけだ!!!//」








・








円堂「それにしても、帰ってきた途端にみんなすげぇ喜んでるな！」


鬼道「それはそうだろう。
　この雷門がサッカーの頂点に立ったんだからな。」



円堂達もイスを引っ張り出して、私達は５人で向かえあうように座る。




円堂「オレ達が日本一かぁ……!!」


豪炎寺「何とも言えない気分だな……」



A「でも鬼道は、これまでも優勝した事あるんだろ？」


鬼道にそう尋ねると、鬼道は柔らかく微笑んだ。




鬼道「いや……今回の優勝は、帝国とのそれとは全く違う。
　オレにとって、特別な意味があるんだ。」



豪炎寺「それを言うなら、今回の優勝はオレ達全員に意味がある。」




円堂「あぁ。
　ちょっと前まで、人数さえ足りないサッカー部だったのにな。

　最初の１１人集めるの、苦労したんだよな〜」




A「円堂達も人数集めから始まったのか？

　私も桜ヶ丘中じゃ、最初に部員集めから始めてさ。
　同じだな！」



風丸「円堂も、いろんな部活に助っ人頼みに行って。
　それでオレの所にも来たんだよ。」



ようやく私は、陸上部だった風丸がサッカー部に入った理由が分かった。

「なるほど」と相槌をうちながら納得する。





円堂「オレ達はいつの間にか、すげぇチームになったんだな！」



豪炎寺「これまでどのチームにも負けないくらい特訓し、乗り越えてきた。」


鬼道「その精神こそ雷門だ。」






円堂「こうなったら、来年も優勝目指すぞ!!!」



A「おーーっ!!!

　あいてててっ!!!」←




勢いで立ち上がってしまい、再び足が痛み始める。




風丸「大丈夫か((鬼瓦「A!!!」





その時、突然部室の扉が開き鬼瓦さんが入ってきた。





鬼瓦「足を怪我したと響木から聞いたぞ!!
　今すぐ病院で診てもらうんだ!!」



A「うわっ!!?」




鬼瓦さんに背負われ、急いで病院に連れて行かれた。←





風丸「鬼瓦さん、元気だな……」←

鬼道「あぁ……」←

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