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気だるさと肌寒さで目を覚まし、身を起こす。
アラームが鳴ってないのに起きるなんて、と一瞬冷や汗をかいてスマホをつけてみると、表示された時間は家を出る一時間も前。


なんだ、まだ一時間もあんじゃん。
ちょっと安心してまたベッドに戻ると、いつも着ている寝心地のいいスウェットが枕元に放り投げられていた。
ゆっくり起きて支度すればちょうどいい時間かな、でも今日はもうちょっと寝てたい気分だなあ…






「一時間!?」



シャワーも浴びず化粧も落とさず、帰ってきた格好のままで寝ていたことに気づいた瞬間、叫んで跳ね起きた。
やばいどうしよう、今日こそ本気で遅刻する!


とりあえずシャワー浴びて、髪乾かして化粧して、服と鞄は…
ああもうどうしよう、そもそもなんでこんなことになったんだっけ…!



「…あ、おはようござい、ます」



余裕のない頭で考えた時、ソファで体を起こす彼が目に入った。

そうだ、昨日の帰りに駅で彼を拾ってきて、先にシャワー浴びてもらってる間に寝落ちしてたんだ。
と、気づいたところで時間の余裕なんて生まれるわけもない。



「うんおはよう!私もう出なきゃいけないから、昨日は寝ちゃってごめんね!」

「あの…」

「時間ないから、帰ってきたら聞かせて!?」



物凄いスピードで支度を済ませる私を見て呆気にとられる彼を一人家に残したまま、私は家を飛び出して駅まで走った。

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はぴ(プロフ) - 澪さん» ご指摘の点、修正いたしました。最後までお読みいただきありがとうございます! (2019年10月27日 23時) (レス) id: 30e2dc2cd0 (このIDを非表示/違反報告)
はぴ(プロフ) - あんずさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます...!お楽しみいただけて何よりです! (2019年10月27日 23時) (レス) id: 30e2dc2cd0 (このIDを非表示/違反報告)
- 完結おめでとうございます!すみません、あの次のお話にいくときに押すボタンのところがまだ続くになっていますよ 完結したので編集画面で執筆状態のところを完結にしてくださいね (2019年10月27日 22時) (レス) id: 1546ba87f7 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 完結おめでとうございます…!すごく惹き込まれるお話で、最近はこのお話の更新が1番楽しみでした!素敵なお話をありがとうございます。とっても楽しかったです!本当に、お疲れ様でした! (2019年10月27日 22時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
はぴ(プロフ) - ぽめり。さん» お読みいただきありがとうございます!本日で完結してしまいましたが、また今度お話を出すときに読んでいただけたら幸いです! (2019年10月27日 21時) (レス) id: fcb0b50e70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はぴ | 作成日時:2019年10月5日 23時

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