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「タイマン時の１、２回戦はどういうつもりだ！！いくら後に体力を残してぇからってあんなゴミみてぇな戦い方してんじゃねぇ！！」
「うっ…」
「３回戦は３回戦で初っ端全然動かねぇしよ！やっと動いたと思ったらクリスタルぶっぱで結局腹パンされて動けなくなって終わり！！どういうこった！！」
「うぅ……」
…ド正論の嵐だ
「親父のこと気にしてか知らねぇけどよ！てめぇまさか、ずっと個性使ってなかったんか！？」
「…はい…おっしゃる通りで…」
「あぁ！？１回死んでこい！！！」
「ひぃぃ…！！」
「ご主人様、それはちょっと言い過ぎですよ！」
「うるせぇ！」
…めちゃくちゃ嫌われてない？
この人、よく私を指名したなぁ…
「俺ァ気遣いなしで全部言うけどな！！てめぇはてめぇの親父と比べたら月とそこらのシロアリぐれぇ差があんだよ！！どうやったらてめぇみてぇなウジ虫が生まれやがんだ！！なぁ！！」
「……」
…分かってる
勝己にも、お父さんにも追いつけないなんて
分かってるけど…
「で、だ！！どーやったらウジ虫がサナギ程度になれっか俺ァ忙しい中で考えてやった！！今からそれをやる！！」
「！」
「最初にとりあえず、何でもいいから俺を倒してみろ！つーわけで、タイマン勝負だ！」
「…えっと、」
「俺ァ個性は使わねぇ。てめぇは個性あり。はよかかってこい！」
「……」
質問の余地すら与えてくれない…
…まぁいいや
「…よろしくお願い、します！」
「来いや！！」
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作者名：櫻ノ院 小汰楼 | 作成日時：2020年4月9日 21時
