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『がぁぁぁぁあ…』



だるい。うん。いつも通り最高にだるかった。いくら放課後剣持と遊ぶ予定が出来たって、それでもだるいもんはだるい。




『で、剣持はどこ行ったんだ??』




なんかデジャウ゛。剣持なんでおらんねん。…またあの子んとこかな…じゃあもっかい美術室いく…??
??
前と同じように剣持の荷物を持ってもう一度美術室へ。
そうするとやはりあの子の声が。




「ねぇ、付き合って」




「無理です」




私ここで乱入したらおもしろそうだなぁ…いやさすがに私にも常識ってもんがありますんで覗きしかしませんけど。覗くのもどうかと思うって?うるさいぞ




しばらくお互いの言い合いは続く。ずっと平行線だけども。ただ、だんだん女の子の方がヒートアップしてる気がする。心なしか息も切れてるし。




声を大きくしながら剣持に一歩ずつ近づいていく女の子。剣持も一歩ずつ下がってるけど、女の子の方が進むスピードのほうが若干速いからか、二人の距離がだんだん近くなっていく。




…なんか、まずいんちゃいますの




そう思ったのと同時に、女の子が床に置いてある木材に躓く。




『…!!危ない!』




これにはさすがの私もただ覗いてるだけってわけにもいかず、ドアの影から飛び出す




だけど、所詮私のいた位置はドアの影。教室の真ん中で言い合ってる二人とは離れていて、私が飛びだそうと、届くわけもなくて。女の子は、近くにいた剣持が支えた。




が、私が飛び出したことにより驚いた剣持もバランスを崩し、支えていた女の子もろとも床に倒れる。




『ちょ、二人とも、だいじょ……』




私の目に入ったのは、地面に仰向けに倒れる剣持と、そのうえに覆いかぶさるようになっている女の子だった。そして、二人の唇は、重なっているように見えた




「…やっ、え?」




「…!おい、お前…!」




女の子が困惑する様子を見ると、まぁ。事故、なんだろう。だけど、二人が…キス、したのは事実……なんだよなぁ………




「…っ、A!!」




気付けば私は走り出していた。なんで?あれは事故だよ?頭では理解できていて、案外冷静なはずなんだけど、足は廊下だという事も気にせず走っていく。




『……っ、カスが……!!』




頭も冷静じゃなかった。小学生みたいな暴言を剣持に対して独り言で零すぐらいには。

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^_^ - 続き読みたいです!!! (8月29日 21時) (レス) id: 44ae92db52 (このIDを非表示/違反報告)
しょーゆ - 最近見つけて一気に読み進めました。とっても面白いです。更新いつまでも待ってます! (7月20日 22時) (レス) @page22 id: 3bdb915083 (このIDを非表示/違反報告)
ふうり - ツンデレな剣持さんがたまらないです!!!続き待ってます‼ (2023年3月24日 23時) (レス) @page21 id: 260b9b0075 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - こんなにも素敵な剣持の夢小説を初めて読みました、、続きも待ってます、、!! (2023年2月16日 22時) (レス) @page21 id: ce274380b7 (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - 続き待ってます🥹 (2023年1月31日 1時) (レス) @page21 id: 4c3ddc0209 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はっぱ | 作成日時:2022年2月23日 19時

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