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『(なんか…思ってたのと違うな…)』
あれから剣持に追いつかれないように全速力で校内を走っていたところ、先生に声をかけられ、絶賛怒られている最中だ。
こういうのは普通男が追いついて説得する流れじゃないのか??なんで私は先生に説教されてるんだ。しかも剣持も女の子もそこにいるし。何とも言えない顔してるし。
「〜…もう!転んだら危ないでしょ!」
先生の言葉なんて頭に入るはずもなく、私の脳内には先程の光景がフラッシュバックするのみ。やっべ涙出てきた。
「え!?えっ、あっ、ごめんね!?強く言い過ぎたかな!?あぁぁぁどうしたら…泣かないで〜!!」
『い゛や…先生のせいじゃなく゛て゛…』
思いだし泣きしたところ、先生は自分のせいで泣いたと思っているようで、先生も涙目である。こう言うところが可愛いと生徒に言われる原因だと早く自覚してほしいところである。
「ま、まぁ…廊下は走っちゃダメだよ?…あと、今なんで君が泣いてるのか先生にはわからないけど、相談したいことがあったらなんでも言ってね?それじゃあ、さようなら」
『…はい……』
先生がその場を離れてから、女の子と剣持がこっちに寄ってきた。
「A…」
『タンマ』
「なんだそれ」
『…逃げてる途中だったのに…』
「先生がシリアスな雰囲気ぶっ壊しに来ましたからね」
「あ、あの…ごめんなさい…私、あんなつもりじゃ…」
『いや、それはわかってるから大丈夫だよ。それよりあなたの唇が剣持に取られた方が重大だから。大丈夫?』
「僕けなされてます?」
『それでも、私の彼氏の初キス(笑)を奪ったのはいただけないな〜?』
「……っやっぱり私…っ…」
『それじゃあ、えい!』
「んむ!?」
私は自分の指を女の子の口に押し当ててから、自分の口にくっつけた
『ほら、こうすれば私剣持と間接キスできたことになるから!ついでに君の唇もいただいちゃって一石二鳥って感じ!』
女の子はぽかんとしていた。やばい気持ち悪かったかな!?引かれた!?
「ふっ、あはは!なんですかそれ!」
あっよかった笑ってくれた…
「でも、本当にごめんなさい…」
『いやいや、気にしてないよ!ほら!さっきの笑ってた顔が1番可愛い!はいにっこり!』
ほっぺをむにむにしたりして、女の子としばらくじゃれる。その間剣持は何とも言えない顔してた。
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^_^ - 続き読みたいです!!! (8月29日 21時) (レス) id: 44ae92db52 (このIDを非表示/違反報告)
しょーゆ - 最近見つけて一気に読み進めました。とっても面白いです。更新いつまでも待ってます! (7月20日 22時) (レス) @page22 id: 3bdb915083 (このIDを非表示/違反報告)
ふうり - ツンデレな剣持さんがたまらないです!!!続き待ってます‼ (2023年3月24日 23時) (レス) @page21 id: 260b9b0075 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - こんなにも素敵な剣持の夢小説を初めて読みました、、続きも待ってます、、!! (2023年2月16日 22時) (レス) @page21 id: ce274380b7 (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - 続き待ってます🥹 (2023年1月31日 1時) (レス) @page21 id: 4c3ddc0209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はっぱ | 作成日時:2022年2月23日 19時