ネリア(ｵﾘｷｬﾗ)まとめ (ページ11)

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ｵﾊﾖｳ俺のｻﾖｳﾅﾗ(中編) ページ11

自己紹介の日から１ヶ月がたった。

「しゅーやくん！しゅーやくんっ！」

『……』

「しゅーやくんっ！どーして無視するのぉっ!?」
『うざいから』
「即答ッ?!」
『…んで、なに？』
「えーっとねぇ、明日の花火大会しってる？」
一緒に行こうとか言うアレか。
『で、何』
「…一緒に行きたいなぁーっ、て?」
『他の奴と行って。』
「なんでー…?」
だって俺外出たくねぇし…()
「んー、祭りの屋台あるんだけどなぁ～…行こ？行こ？？」
『やだ』
「えぇーっ！！行こうよ！行かないと泣くよ!!!」
『その歳でか…はぁ、もう良いよ』
流石にこれ以上はめんどくさい。
「え！？やったぁ！！」
『………』

◇◆◇◆◇

「坊っちゃん、行ってらっしゃい」
『うん』

花火大会。
俺は見事に浴衣に着せられて、動きづらい。

なんで俺が…と呟くと、白い髪が見えた。
「あ！しゅーやくんっ！」
『?!……ふふっ』
近くに寄るとあまりに嬉しそうに来たので、思わず笑ってしまった。
「あ！笑った！」
『笑ってねぇ』
「笑ったってー…あ、しゅーやぁ、綿菓子食べよー！」
『あーはいはい…』
人を避けながら歩くと、綿菓子の屋台に着いた。
金を払い『わたがし』を買うと思うよりにふわふわでびっくりした。
祭りとか行かないので、これは普通の人は知ってるかもしれないが、初めてみるもの呆然としていた。
『…これ食えるのか？』
俺が苦笑いをして言うと、萩太はふふっと笑ってこういった。
「うん、わたあめ知らないの？」
こくん、と俺が頷くと萩太は自分のわたがしを千切って食べた。
「こうやって食べるんだよー」
にっこり笑った萩太を見ると俺も千切って食べてみる。
『……おいしい』
「でしょ？^^」
＿友達ってのも悪くない。

◇◆◇◆◇

＿その日以来俺等は仲良くなった。

秘密基地を作ったり、一緒に遊んだり。

昨日は学校祭の射的の景品を全て取ったりした。

「今日は向こう行こ？」
『…なんか怪しくない？』

指差されたのは廃病院的な所。
呪われて帰る奴だろこれ。()
えへへっと笑う萩太に引き摺られながらも俺は着いていった。

ｷﾞｨｲ...

怪しい音と共に入ると人が3人居た。
『…ねえ、止めようよ…』
ｶﾞﾀｯ
＿気付かれた!
[誰か居るのか？]
ﾗｲﾄが当たった。ヤバい。顔を覚えられた。
「行くよ！！」
俺が絶望に浸ってると直ぐにぐいっと引っ張られた。
『……うん！』
俺等は全力で走る。

此処から悪夢が始まることも知らずに＿...

◇◆◇◆◇◆
⇒後編へ続く