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51話 先輩なんだろ? ページ2

アキラside



Aにまだ答えは出せないと聞いてから


俺はなんかぼーっとしている


パクが挨拶をしてきたことも


朝食を食べたことも


無意識にやっていて


本当に俺食べたっけかな…


先生を呼び出したことは覚えてるけど…


気が付いたらAに声をかけられた


A「怒ってますよね…?」


怒っている訳では無い


寧ろ怒るとこなんてどこにもない


でもあまり気が回らなくて


答えることもできない


更に怒っているように見えるか…


申し訳ないと思いつつも口が開かない


そんな俺を見て更にAは心配そうな顔をする


俺はできるだけ笑顔を作って


首を横に振った


フラれた訳でもないのに


スッキリしないからか


俺はこんなにも引きずっている


早く立ち直らないと


そして他の人はいなくなって先生と2人きり


ケント「アキラ…Aと何かあったか?」


やはり先生だ


勘が鋭いなって思う


アキラ「俺、昨日勢いでAに告白したんすよ…」


ケント「おう」


アキラ「でも、ちゃんとした答えは出してくれなくて、待っててって言われたけど…落ち込んじゃって…」


ケント「それは、自分に一途じゃないってわかったからか?」


アキラ「多分…」


ケント「アキラもわかってるだろうけど、アルス全員Aのことが好きだと思う。だからこそ、本人は気付いてないかもしれないけれど、ちゃんとした答えを出さなきゃいけない。アキラはそれが待てなかっただけなんだろ?」


アキラ「はい…」


ケント「多分今告白したのはアキラだけだから、アキラからしたら答えが出るのはもう少し先になると思う。きっと全員告るだろうからなwだからその時までちゃんと待ってやれよ?先輩なんだろ?」


アキラ「おうっ…」


ケント「そー泣くなってw」


先生に背中をさすられる


アキラ「このままじゃ、目が…」


ケント「だーいじょうぶだってw皆には先生に無理やり椎茸食わされたとでも言っておけw」


アキラ「椎茸で泣くとか…←」


ケント「何より、心配してるだろうからAにまず謝れよ?」


アキラ「おうっ」


ケント「これで一件落着。ほら、ミーティング行くぞ!」


アキラ「お、おう!」


先生に流されて俺は皆のいるところへ向かった

52話 私なんかでいいんですか?→←50話 ちょっといいすか?



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桃猫(プロフ) - すっごく面白いです!続き楽しみに待ってますね♪ (2018年11月15日 0時) (レス) id: 4c02d9f54e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なな,干し椎茸* x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ bayavxjav1/  
作成日時:2018年7月11日 20時

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