50話 ちょっといいすか? ページ1
Aside
あれから支度をしてアキラ先輩と一緒に朝食を食べにと食堂に向かった
なんだかお互いに気まずく感じているのかなにも話さず廊下には2人の足音が響くばかりだ
そのまま無言で食堂に入り席についた
私は怖くてアキラ先輩のことを見れなかった
だけど横目で雰囲気を伺ってみると、頬付をついてしまっているようだ
このままこの雰囲気でいたら他のメンバーにバレちゃう…
ウィト「おはよーございまーす!ってまだ2人しか来てないんですか」
A「あ、おはよ!!」
アキラ「ちゃーっす…」
うまくできてるかわからないけど私は精一杯の作り笑顔で対応した
ってアキラ先輩そのままのテンションだし…
ウィト「アキラ先輩元気ないんですか!?」
アキラ「んー?元気だけど…」
ウィト「そんな風には見えないですけど…まぁいいですよ…」
なんだかぱっくんまでシュンとしちゃったよ…
早くほかのメンバー来ないかなぁ
それからすぐに3人が来て全員揃った
みんなで頂きますをして朝食を食べ始めた
アキラ先輩を除く全員はいつも通り何気ない会話をする
そんなアキラ先輩は1人で黙々と食べているみたいだ
ケント「ん、アキラ?どした?」
アキラ「え?」
ケント「え?って!なんだか静かじゃん…具合でも悪いのか?」
アキラ「いや元気っすよ」
ケント「ふ〜んならいいけど」
アキラ「あ、先生…やっぱり後でちょっといいすか?」
ケント「あ、あぁ」
やっぱり引きずってるのか…
ってなんだか私が悪いみたい
でも今簡単にアキラ先輩にOKする訳にも行かないし
今までは部活のことに精一杯でそんなこと考えたこともなかった
だけど今よく考えて思い出してみるとこの合宿中は毎日誰かと抱き合ってキスして…
みんななに考えてるのかな…
そう考えているとなんだか疲れてきてしまった
なんか体が重いな…
朝食を食べ終えた
ケント「合宿もなんだかんだ今日と明日で終わりだなぁ…みんなよく頑張ったな!だけど残りの2日全力で頑張るぞ。あと、今日は夏のライブに向けて午前中は話し合い、午後は少し動いてやってみるからな。じゃあ各自一旦部屋に戻って準備してからホールに集まってくれ」
そうして一旦部屋に戻り私は荷物をまとめた
それでもやっぱりアキラ先輩のことが忘れられなくて…
A「あの、アキラ先輩…」
アキラ「ん?」
A「怒ってますよね…?」
アキラ「…」
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桃猫(プロフ) - すっごく面白いです!続き楽しみに待ってますね♪ (2018年11月15日 0時) (レス) id: 4c02d9f54e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なな,干し椎茸* x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ bayavxjav1/
作成日時:2018年7月11日 20時