君の、 (ページ3)

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今日はずっと北山の元気が無い。

元気が無いと言うよりいつもと違う。

何があったんだろう。

楽屋でも寝てないし、顔を見ると隈が出来てるし、北山に寝不足なんてあるんだなーと思った。

けど、事態は其れ位のレベルじゃ無いらしい。

渉に集まれと言われてメンバー全員が楽屋の真ん中に集まる。

ソファを囲む様にして集まり、その中心のソファには北山が座っていた。

北山は何だか心配そうな表情だ。

渉が口を開く。

｢今日みつに異変感じた人。｣

二階堂が真っ先に
｢隈出来てる｣
と言った。

｢そうそう。で、みつが寝不足らしいんだけどなんか変わった事とか無かった？｣

｢本人に聞けば良いじゃんそれ｣
千賀が言った。

すると渉が呆れた様に肩を竦めた。
｢聞いても無いって言うんだよ。そもそも理由が聞けてたらこんな風に集めたりしないよ。｣

あ、そっかと納得した千賀。

｢どうなの？みんな｣

｢そもそも俺最近みつと飯行ってねえし知らねーよー｣
二階堂が言う。

メンバーが口々に俺も、俺もって言い出した。

すると北山がそういや俺もだって言った。

渉はそれを聞き逃さなかった。

｢みつ其れってメンバーだけ？｣

｢いや、誰とも行ってねえけど…｣

｢…其れだな｣