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翌朝、此処は太宰の家。 ページ3

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太「さて…如何しようか…」

太宰は隣に眠るAを眺めながら呟いた。

太「ん〜。まぁ…朝御飯くらい作っておくかな!Aが喜んでくれると良いなぁ〜!」



……数十分後



『…んん〜。なんか美味しい匂いが…』


太「おや!起きたのかい!おはようAちゃん!」


『あっ、えっと…おはよう…ございます…』


太「朝御飯を作っておいたのだよ!食べると良い。」


太宰が机を指差す。

Aがテーブルの方を見ると、美味しそうな朝食が用意されていた。


『わぁ…!ありがとうございます…頂きます。』

モグッ………

『……‼』

思いがけない味に取り敢えず飲み込んだが、涙目になるA。

『太宰さんっ…!此れは毒ですかっ…!』


太「うわぁ…随分な云いようだねAちゃん…流石に私も傷つくよ…」


『ふえっ…!ご…御免なさいぃぃ!』


太「いや、謝らなくても良いのだけれどね…」

Aは、涙を拭きながら太宰に

『太宰さんはこの後如何するの…?』

と、尋ねた。


太「私はこれから仕事をしに行こうと思うのだけれど…Aちゃんは…付いて来るかい…?」


『……1人は…嫌です。私は、太宰さんについて行きたい…駄目ですか…?』


太「ん〜少し危ないかもしれないが…まぁ、良いか!でも、其の服は着替えた方が良いよね…」


『そ…そうですか…?』


太「うん。着替えた方が良い。えっと…確かこの辺りに私が昔着ていた服があったはず…」

そう云いながら太宰は部屋の端に溜まった服をあさり始める。

…数分後

太「有った!此れを着てくれ給え!」

太宰はシャツとベストとズボンを手渡す。

『はい!着替えて着ますね!』

……

着替えたAが顔を出す。

『太宰さ〜ん!此れで良いんですか…?』


太「おお!似合うねぇAちゃん!最後に此れを…」

太宰は外套をAに着せた。

太「よし!じゃあ出掛けようか!」


『はい!』





2人は時間を気にせずにのんびり歩いていく。(時間としては完全に遅刻だったが…)

一寸した太宰の考え事→←バー・ルパンで



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深呑(プロフ) - 霊夢どうふ・芥川,にろ,高杉推しさん» 有難う御座います!恐ろしい程の蛞蝓更新ですが頑張ります!宜しくお願いします! (2018年9月8日 22時) (レス) id: 1989dee107 (このIDを非表示/違反報告)
霊夢どうふ・芥川,にろ,高杉推し - 残念だな…其れが首領だ…はい。面白いです!更新頑張って下さい! (2018年9月8日 1時) (レス) id: 8add41b466 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:深呑 | 作成日時:2018年7月15日 13時

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