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元々自分の方が茨より背は高くて、茨がヒールを履いてもそこまで差は縮まなかった。
上から見れば、未だに顔を赤らめながら控えめに手を握る茨。
愛おしくて本当に番組の企画というのがなければ…と心の中で地団駄を踏んでしまう。
企画の一部であろう有名な3つのジェットコースターを乗り終わったあと、カメラが止まりADに声をかけられた。
｢この次はパレードなので、暗くなるまで時間を置いてから再度撮影となります。その間はお食事になるんですが、｣
｢なるほど、ご飯はどこで食べれば良いのでしょうか？｣
｢ロケ弁もあるんですが……その、｣
｢どうされました？｣
撮影が終わって茨と俺を見比べるようにしてなんだか言いづらそうに発言した。
｢プロデューサーから2人でレストラン行ってもらって〜ってことなんですが、｣
｢ほう？｣
｢へぇ、ワンダーランドのレストランで食べれるなんてついてる〜｣
｢…ちょ、A。本気で食べる気ですか？｣
やった〜と喜ぶようにしていれば茨がそう言ってきた。
怪しんでるだろうけどこの番組に出演してしまった以上全てが仕掛けだと思った方がいい。
…つまり、これも仕掛けられていることは分かっている。
｢え、うん、だってわざわざ来れたんだしいいかなぁって｣
｢そうですか。…ではすみませんが自分たちは行って参ります。｣
｢！はい！！そうですね、18時頃にこちらへお戻りいただいてよろしいですか？｣
｢承知しました〜！よし、行こうか茨｣
｢はぁ。この格好いつまでしていれば良いんですかねぇ｣
んじゃ、とADの方に断りを得てその場を茨と立ち去る。
少し距離が空いてから茨が話しかけてきた。
｢…安心しましたよ。Aの勘が鈍っていなくて｣
｢あはは、わかってたくせに｣
｢それは勿論。後方の彼らも番組の方でしょう？｣
｢10時の方向にいるカップルもね。…さぁ、可愛すぎて目立っちゃう茨ちゃんを連れてどこに行こうか｣
｢っ、冗談はやめてください。あといい加減、手も離してください｣
｢やだね、離さない。｣
横を歩く彼に目を合わせてそう言えば勢いよく向こうを向いてしまった。
髪から覗く耳が赤く染っていてやっぱり少し意地悪をしたくなってしまう、
｢……よし、あそこ行こうか｣
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はなちゃ(プロフ) - サンゴさん» コメント、応援ありがとうございます！！すごくすごく嬉しいです！！🥰仕事忙しかったり書いてもなんか違うなって消してばかりで更新遅くてごめんなさい、、！頑張りますほんとにありがとうございます❤️ (2023年1月27日 19時) (
レス) @page25 id: 2736857ed6 (このIDを非表示/違反報告)
サンゴ - はじめまして！この作品が大好き過ぎてコメントしてしまいました！！ずっと応援してます！！茨とイチャイチャさせていただいて本当にありがとうございます！！！！！(早口)頑張ってください！！！ (2023年1月23日 23時) (レス) @page25 id: e71bbd766c (このIDを非表示/違反報告)
yu- - いえ、我儘言ってすみません。とてもおもしろかったです😊 (2022年11月20日 10時) (レス) id: f02eee6231 (このIDを非表示/違反報告)
はなちゃ(プロフ) - yu-さん» コメントありがとうございます☺️最低評価をいただいたのでモチベがなくなってしまいまして…申し訳ありません🙇🏻♀️ (2022年11月19日 11時) (レス) id: 2736857ed6 (このIDを非表示/違反報告)
yu- - え、続きすごく気になるんですけど ... (2022年11月19日 11時) (レス) @page14 id: f02eee6231 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなちゃ | 作成日時：2022年11月2日 14時
