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ただの追っかけ9 ページ10
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あの後電話から戻ってきた山本がHiMERUの隣に座りカチコチになっていた。
それを私とこはきゅんが笑いあったりした。
全ファンの皆さんごめんなさい。最高です、とずっと心で土下座した。
｢じゃあ！ありがとう！｣
｢私もうHiMERU担になるから！｣
｢山本さん、ありがとうございます。Aさんも！｣
｢またな！ぬしはんら！｣
騒ぎになる前にランチを済ませた。
私らの方が年上だから、と気を使ってタメ語で話してと言われ、あのクレビと距離が近づいてしまった。
帰り手振る時に山本にバレないよう、こはきゅんがスマホをトントンとしたのは後で連絡するってことかな…？
ほんとに15歳か？と疑ってしまう。恐ろしい子……
｢Aほんとにありがとう最高だった｣
｢こちらこそクレビの良さを教えてくれたのは山本だからね｣
｢へへ！明日からまた仕事頑張らなきゃ…！｣
｢そうだね！…あ、そういえばさっきの電話は？｣
｢あぁ〜、また明日話すわ！｣
ふ、と感じた違和感。
目線を逸らした山本だが、その違和感は無理やり喉を通した。
｢帰ろっか｣
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作者名：はなちゃ | 作成日時：2021年6月26日 21時
