【あんスタ！！】年の差なんて関係ない！【桜河こはく】 (ページ6)

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ただの追っかけ5 ページ6

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｢なんでここに、｣

｢普通に用事済ませて歩いとったら、ただのカップルやない思うてな｣

｢ありがとうございますほんとに…。やばい、思ってたより小さかった…｣

｢あぁ！？｣

｢あっ、｣

心配して言ってくれたのになんてことを口走ったんだ私は…

確かに身長は思ったより小さかったが、それよりも何十、何百メートル先にいた時よりもはっきり見える整った顔が今は3メートルもない距離にある

｢綺麗な顔面…｣

｢ぬしはん、さっきのやつのとこ戻されたいんか？｣

｢ごめんなさいそれはやめてください。｣

反省してない私に対して眉間に皺を寄せる桜河こはく
怒ってる、よねその顔。

なのに毛穴のないつやつやの肌と整った眉毛とパッチリして綺麗な目とサラサラの髪の毛のせいでそれどころじゃない

｢コッコッコ、なんや反省してへんようやな。わしは戻るで気ぃつけて帰りや｣

｢あ！待ってください！｣

寄せていた眉を下げて変な笑い方をしたと思えば、
振り返らず1回だけ手を上げて帰ってしまった桜河こはく、

…あぁ、くそ
写真、撮ればよかった…

先程桜河こはくに握られた手を見つめると
微かに温もりを感じ、じわじわと頬が火照っていく

これはまた冷やすまでに時間がかかりそうかも。