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32.華がない私の疲れが吹き飛んだ話 ページ33

「十番隊でも頑張っている様だね」


『はい!今日も任務終わりでして』


大丈夫かな、今私の口元ニヤけてない?


「僕は最初、十番隊に移隊すると聞いて心配していたんだ
人見知りな君の事だから馴染めないかもしれないとね」


『それはご心配をおかけしました・・・大丈夫ですよ、今はちゃんと馴染めていますから』


「憧れの日番谷隊長の下で何かと抱える事もあるだろう
悩みがあればいくらでも相談に乗ろう
元とはいえ君は僕の部下であることに変わりはないのだからね
それに君は自信がないだけで自身を肯定できればもっと大きな力を発揮できると思っているよ」


藍染隊長は時々私を見透かすような瞳をする、それは少し冷たいと思うけど

この笑顔は温かくて、私にとっての癒しには違いない



「藍染隊長〜?おかしいな、ここら辺だと思ったんだけど」


背後から雛森さんの声がする


「すまない、仕事の途中でね
じゃあまた会おう、藤村くん」


藍染隊長が私の横をすり抜けて歩いていく


「あぁ、そうそう」


だが途中足を止め振り向くと手招きして私を呼ぶ


「良かったらこれを」


近づくと私の手を取り、手のひらに何かの入った革巾着を置く


『これは・・・?』


「僕の作った金平糖でね、疲れたりした時に食べると気力が湧くんだ
ぜひ食べてみてほしい」


藍染隊長はふわりと柔らかく優しい笑みを浮かべると自身を呼ぶ雛森さんの声に答え、行ってしまった



金平糖かぁ


巾着を開けてみると赤や白や桃と綺麗な星形の菓子がたくさん入っている


ふふ、可愛い・・・これを藍染隊長が作ったのかぁ


藍染隊長が割烹着を着て料理をしている姿を想像すると少し口元が緩む


そのまま口元をニヤつかせたまま仕事部屋に戻った

32.5 華なんて俺にはない→←31.華がない私と癒しの御方



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設定タグ:BLEACH , 日番谷冬獅郎   
作品ジャンル:恋愛
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白銀水龍(プロフ) - 更新履歴がありません! (2019年4月12日 6時) (レス) id: e63f949200 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茜白子 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2017年4月10日 7時

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