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26.華がない私の久しぶりの任務8 ページ27

「どこで分かっていた?」


『"俺に思いを寄せて良いのは雛森だけだ"?


うちの隊長がそんなこと言うわけないでしょ』

あの人は、そんなこと無神経に言わない。



「そんなこと言うわけないと、なぜそう言い切れる。

本当に思っていても普段は言えない、そんな事まで俺は忠実に再現出来る

俺の言ったことはホンモノさぁ」


随分とおしゃべりな虚だな


『そう言って心を揺さぶろうとしてももう無駄』


ムカつく。


小さく呟いた


怒りで瞳を見開くと虚の言葉を遮るように両断する


『隊長を侮辱する奴は誰だろうと絶対許さない』


ジワジワと浄化されていく虚を鋭く睨みつけた


「オマエのその、表情、良いなぁ」


ニタリと消える間際まで笑みを向けた虚に怒りを強く覚えた



『ホント・・・最低な下種野郎』





しばらくすると森の空間が裂け、元の洞窟の姿へと戻った



『はぁぁ・・・疲れた』


深くため息をつき、床に座り込む


それにしても、なんて虚だ


心を揺さぶり。その揺さぶった心の隙に寄生する



差し詰めそんなところだろうか



そんな虚がいるなんて聞いてない・・・


まさか、新種か?



どっちにしても隊長の姿をしてくるなんて失礼極まりない。



隊長はそんなこと言うわけないに決まってる・・・・



私は揺さぶられたりなんてしない



ぐっと拳を握り、立ち上がる


どうやらここは奥ではないらしい

この先がまだあるようで、奥に続く穴があった



連れ去られた住民は、この奥か



警戒しながらゆっくりと奥へ進んで行く


[キリキリキリ]


奥からは怪しげな音が響いた

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設定タグ:BLEACH , 日番谷冬獅郎   
作品ジャンル:恋愛
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白銀水龍(プロフ) - 更新履歴がありません! (2019年4月12日 6時) (レス) id: e63f949200 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茜白子 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2017年4月10日 7時

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