41.華がない私と華のあるアナタ ページ42
呼吸を整えると頭が今の状況を整理し始める
ここは双極の丘、隊長が背中をさすってくれている
待って
隊長が!?
えっ
いや、待って?
なんで?
私なんかを?
視線を横へと向ければ心配そうにこちらを見る瞳が
綺麗・・・
と、いうかお顔が近いです隊長
「おい、藤村?」
『あ、は、はい!』
「大丈夫かよ、今度は顔が赤いけど」
『あー・・・えーっと夕日の性ですよ』
「夕日、もう沈んでるぞ」
呆れ気味に突っ込まれる、空を見るともう日が沈んだ後だった
『はははは・・・恐らく、双極の階段を全力疾走したから
その性で顔が赤いし呼吸が乱れたんだと思います』
「・・・・そーかよ」
『あの、隊長はどうしてこちらに?』
「・・・まぁ、ちょっとな」
言葉を濁すってことは、言いたくないことなのかな
『そうですか』
「あぁ。もう日が沈む、お前もそろそろ隊舎に戻れ、藤村」
『はい』
チラリと丘に視線を向ければ、あの二人は居ない様だった
ではお先に失礼しますと声をかけて双極の階段へと向かう
「日番谷くーん」
背後から雛森さんの声が聞こえた気がする
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白銀水龍(プロフ) - 更新履歴がありません! (2019年4月12日 6時) (レス) id: e63f949200 (このIDを非表示/違反報告)
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