第6話 ページ8
おい、誰だ上げると言っておきながら2日も放置したやつ...俺だ、俺。ぶん殴るぞ?
...自分に苛立つのはここまでにしてやっと本編再開です(重ね重ね申し訳ございません)
*****
暗い倉庫の中、僕と太宰さんは虎が現れるのを待っていた
でも、気になる事があるんだよ
『太宰さん...なんつー本を...』
太「良い本」
『アッハイ』
《完全自|殺》と云う文字が見えたのは気の所為だ。そうに違いない
そして今すぐ此処から出たい。何か嫌な感じ...いや、取り繕うのはやめよう。霊がめっちゃ居る...(震え)
『本当にこんな所に現れるんですかね...』
犬猫は霊が見えるのかって云うのは知らないけど少なくとも嫌な感じはする筈だ。これだけイルなら来ない筈...
太「本当だよ」
妙に確信めいた声色ですね...来るなら早く来て欲しい。今すぐ移動したい。いや、来られても困るけど
知らない振りも、何時まで持つのだろう...
太「心配いらない。虎が現れても私の敵じゃないよ。こう見えても《武装探偵社》の一隅だ」
『凄いですね。自信のある人は』
皮肉だ。この人は見えないから、虎以外の心配もしないしそもそも心配も要らないのは知ってる。でも思わずにはいられなかった
『僕なんかずっと...「駄目で気味の悪い奴」って云われて、明日の事も知れない身で、こんな奴、何処ぞで野垂れ死んだって。いや、いっそ食われた方がマシだ...』
死体の処理も要らん。僕にとっては弔いも無意味だ
だって僕は...
太「...却説、そろそろかな」
ガタンっと背後で音が鳴る
...驚かすな!!
嗚呼っ座ってた位置に来ないでくれ!!
本当にマジでやめて!!!
そんな暴言を飲み込み口に出た言葉は
『何か...落ちた?』
バレる訳にはいかない。バレたらそれこそ数で押される
太「座り給えよA君。虎はあんな処からは来ない」
霊の方が気になり過ぎて、虎の事すっかり忘れてた...
矢っ張り見えるのと見えないのじゃ違うんだ...
『ど、どうして判るんですか?』
太「そもそも変なのだよA君。経営が傾いたからって養護施設が児童を追放するかい?大昔の農村じゃないんだ。
いや、そもそも経営が傾いたんなら一人二人追放したところでどうにもならない。半分くらい減らして
『あ、はは...なに、云って...』
129人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花水城(プロフ) - 凍り姫さん» ありがとうございます!精進致します!!(`・ω・´)キリッ (2019年4月12日 23時) (レス) id: 75486042ad (このIDを非表示/違反報告)
凍り姫 - とっても面白いです!更新頑張って下さい! (2019年4月12日 23時) (レス) id: 5d3a88bcd4 (このIDを非表示/違反報告)
花水城(プロフ) - 月下さん» コメントありがとうございます!!更新頑張ります!!(・ω・)b (2019年3月23日 10時) (レス) id: 75486042ad (このIDを非表示/違反報告)
月下(プロフ) - 今晩は、初めまして!この作品とても面白いですね。お気に入りです!応援しています、体調に気を付けて下さいね!更新頑張ってください!! (2019年3月23日 0時) (レス) id: 34c52f365a (このIDを非表示/違反報告)
花水城(プロフ) - あーやんの向日葵畑さん» 返信が遅れてしまいすみません!!えっ...本当ですかやったーー!!!実は私も貴方の作品を二年くらい前に読んでました!!もう色んな方に言ってますが大好きです!!亀より遅い不定期更新で駄文ですがよろしくお願いします!!(語彙力) (2019年3月6日 17時) (レス) id: 75486042ad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:花水城 | 作成日時:2018年1月14日 20時