4.誓い ページ5
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黒子「おはようございます Aさん」
「おはよう 黒子くん」
隣の席のAさん
つい最近仲良くなったばかりですけど..とてもいい人です。
「バスケどう?楽しい?」
黒子「楽しいですよ 練習はキツいですが..」
「そっか..」
黒子「Aさんは紫原くんと友達なんですか?」
前の体育館の事で話題が持ちきりだ。
とても仲よさそうに話してたから気になって仕方がなかった。
「..あっくんとは友達では無いかな」
意外な回答だ。
「彼と私はただの小学校からの馴染みだよ」
彼女が言っていることは嘘には聞こえないが..
全てが本当とは分からなかった。
「..やっぱ無理だよ」
黒子「え?」
「黒子くんのその目には敵わないって事」
黒子「どういうことですか?」
「少しだけ..今から言う事は絶対内緒ね もちろんあっくんにも」
黒子「はい」
彼女が口を開いた瞬間
周りの会話、雑音、全て聞こえなくなったような感じがした。
ただ、彼女の声だけが僕の耳に何度も響いた。
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桜の花弁がひらひらと降りてくる。
「..内緒ね」
黒子「..何で 僕なんかに」
「君を信じてるから..ただ、それだけ」
星のように輝いている目や笑顔、彼女の意思が表れていた。
「私は..窓辺の少女に戻りたくないの」
決めました。
君に言ったら絶対怒られると思うけど..
僕は桜に誓う。
「授業始まっちゃうよ」
黒子「..はい」
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桜が咲く頃に嘘を誓おう。
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あるば(プロフ) - ニャニャンコさん» ですよね笑似すぎッスわ笑終わり方を好んで頂きとても、嬉しいです(*´ω`*)本当にありがとうございました(゜∀゜ゞ) (2015年4月4日 14時) (レス) id: 2a0623ab10 (このIDを非表示/違反報告)
ニャニャンコ - でも、この終わり方すごく好き!! (2015年4月2日 16時) (レス) id: 2f508275fc (このIDを非表示/違反報告)
ニャニャンコ - これ、●月は●の嘘に似てるwww (2015年4月2日 16時) (レス) id: 2f508275fc (このIDを非表示/違反報告)
ちゃるめら(プロフ) - 雅華美さん» ありがとうございます(*^^*ゞ (2015年3月27日 13時) (レス) id: 2a0623ab10 (このIDを非表示/違反報告)
雅華美(プロフ) - いえいえ〜スゴイから、スゴイって言ったまでですよ〜 これからも頑張ってください! (2015年3月27日 13時) (レス) id: e8f1280959 (このIDを非表示/違反報告)
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