15 ページ15
「Aはあの先輩に恋してる?」
たいがからの突然の質問にオムライスを喉につまらせた
「ゲホッゲホ…ゲホッっ」
たいが「A大丈夫?」
そう言ってお水の入ったコップを渡してくれた
「ふぅーっ…」
やっと落ち着いた。
たいが「慌ててたけど、、、図星ってこと?」
「違うよ。だいき先輩はそんなんじゃないよっ、そもそもこの間知り合ったばっかだし…」
たいが「ふーん、どうだかね。もうずいぶん仲良いみたいだし」
「たいが、それじゃ、なんかヤキモチみたいだよ?」
たいが「だったらなに?」
「え、いや、、、いやいやいや、また冗談言って…」
ガタッ
急に迫ってきたたいがに壁に追い詰められる
たいが「冗談じゃない……本気だって言ったらどうする?」
「えっ…」
思わず顔をあげるとたいがの顔がすぐ近くにあって、すぐに下を向いた。
「な、な、なんか、今日、たいが、変だよ…どうしたの…?」
下を向いたまま話す…
たいが「A、顔あげて」
「……………」
どうすれば良いか分からなかった。
たいが「A」
たいがの手に優しく顔が包まれる
たいがの手で顔をあげさせられそうになる
「ちょ、たいが…!?」
今、顔をあげたら……
たいが「A………」
たいが「真っ赤になってる」
たいがに顔を見られた
顔が真っ赤になってるのが自分でも分かってた。それぐらいあたしの顔は熱を持ってた。
たいが「なんで真っ赤になってるの?」
「それはっ……」
自分自身でさえ、理由はよく分からない
どうしていいか分からず戸惑っていると…
ブーッ、ブーッ、ブーッ
あたしの携帯が鳴った。
知らない番号ー
「もしもし」
だいき「もしもし、A??」
「えぇ!だいき先輩!?どうして!??」
だいき「いきなりごめんね、ゆうたに聞いちゃった」
「ゆうたに?」
だいき「うん、中学の後輩だからさ」
「そうだったんですね!えっと…あの…どうかしたんですか?」
だいき「A、俺と付き合ってくれない?」
ラッキーアイテム
革ベルト
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
51人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さだな | 作成日時:2017年8月19日 2時