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「なんだこれは。」
「落ち着いて、エルザ。
この術式…」
術式といえばフリードだが、なんとそのフリードの術式の師が、Aだったことは最近フェアリーテイルの中で共有されている情報だ。
じっと術式を見つめていた時だった。
白の特長的な制服を着飾った、偉そうな連中がやってきた。
「…評議会の連中。
もうこんなところまで来ていたのね。」
Aは連中の中でも一際偉そうな態度の男を睨みつけた。
男はA止めがあったものの、ふいと目を背け、用意していたような向上を読み上げた。
言いたいことは、ただ一つ。
オラシオンセイスとジェラールの身柄を拘束すること。
オラシオンセイスは勝手にしてほしいが、ジェラールの拘束には納得がいかない連中は暴れる暴れる。
何もしないエルザを横目に、Aはただ拳を握っているだけだった。
「やめないか！！」
魔力がいくら還元されたからと言って、体から疲れが取れたわけではない。
なのにジェラール一人のために争う彼らに、エルザは涙をこぼしていた。
「全責任は私が取る！」
そう豪語した彼女に、Aはそっと手で静止した。
「相変わらずの堅物ぶりね、ラハール、」
冷め切った声に、声をかけられたこと自体計算外だったのだろう。
ラハールと呼ばれた男は、嫌そうに顔をしかめた。
「呼び捨てにするな、今はフェアリーテイルのものなんだろう？」
「ええそのフェアリーテイルの起こした器物破損の件なんかは、あなたのご指名で、いつも、評議会に出頭させられているものですが、何か？」
嫌味ったらしく告げるAに、ぐいっとメガネを上げ、居心地悪そうにしているラハールを見ながら、Aは悪い顔をしていた。
「昔、魔法が使えないからといって泣いてすがってきたやつを、指導してあげたのはどこの誰だったかしらねえ？」
「なっ、元評議員なのか？！」
初耳だぞというようなエルザに、Aは涼しい顔でこう告げた。
「別に評議員にいたわけじゃないわ。
ただ実力さえあれば、評議員が直属に使っている軍隊で魔法を使ってもいいと聞いていたから、半年お世話になっただけよ。
ただ、どうにも評議員っていう場所が居心地悪くて仕方がないから、除隊してフェアリーテイルに移動した。
それだけの話よ。」
「それだけの話だと？！
あの時お前の穴を埋めるのどれほど苦労したか！」
「たかだが、12の娘の魔力で一つで、一個師団並の魔力だとか喚いている方がバカな話ってやつでしょう？」
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イライザ(プロフ) - ベルモットさん» 今度、そちらのコメントの方にお邪魔しますね。いつもありがとうございます。 (2020年1月5日 13時) (
レス) id: 2c5d1feb72 (このIDを非表示/違反報告)
イライザ(プロフ) - ベルモットさん» すみません、紅蓮の起死少しずつ読んでいますが、まだコメントに残せていなくて申し訳ないです。世界観が細かくていいですよね。コナンシリーズも今度みたいと思います。実はあんまりROM専じゃないというのもあって、読むスピードが壊滅的に弱いんですよね。 (2020年1月5日 13時) (レス) id: 2c5d1feb72 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - お忙しいかと思いますが、もし宜しければ一度見て行って下さい。紅蓮の起死が題名になっている筈なので。最近、またコナンシリーズを再度投稿しています。原作の方で灰原の正体が世良真澄に見抜かれているお話がありました。意外に、世良真澄は個人的に好きです。 (2020年1月5日 0時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 成る程。キャラの口調はキャラの特徴ですからね。私の場合は出来るだけマンガを参考にさせて貰って書いています。コナンの場合は大まかなストーリーをなぞりながら。あの、お話がずれるますが、以前こちらの状態で没にしていたオリ作の小説を投稿し始めました。 (2020年1月5日 0時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
イライザ(プロフ) - ベルモットさん» キャラの口調とか、大まかなストーリーの流れを外さないように、一応アニメを見ながら描いています。アニメを見ながら、主人公ならこうしそうだなと妄想して、それから文章に起こしています。説明臭くなるのは、私の努力不足ですね、もっとがんばります。 (2020年1月4日 16時) (レス) id: 2c5d1feb72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イライザ | 作者ホームページ：
作成日時：2020年1月1日 12時
