With the sky, stars and magicians ...No.2

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「おお〜〜これがこっちのエドAか！」
「略すな！！

全く煩くて叶わないな、」

怒鳴った彼女はAと言うよりエルザの怒り方に近い、仁王立ちしたAの前に、衛兵が近づく。

「Aさま、僭越ながらそれ以上近づかれますと、奴らが反撃を…」
「構うな、それよりも少し彼らと二人きりにさせてくれないか？」
「は？それはな「私に聞くのかその理由を？」

ギロリと睨みつけるその姿は、やはりエルザのようだ。
普段ふんわりとしているし、どこか凪いだような目をしているアースランドのAを見てきたものからすれば、覇気のこもった目など戦闘時にしか見られない。



衛生兵たちはただちに〜〜と叫んで部屋から出て行った。
エドラスのAはそれを黙って見送り、そして彼らの方を振り返った。

「すまなかったな、こんな事態になるまであなた方の元に来られなくて。
一応どこにいるか把握できるように道標は置いておいたのだが…」
「え？道標？というと、私たちに宿屋を貸してくださったのは…」
「ああ私だ。」

その言葉に驚いたようにナツとウェンディは目を見開いた。
エドラスのルーシィの情報が正しければ、彼女は国王軍側のはずだ、だが彼女はどこか悲しそうな目をしていた。

「予めアースランドの私が来ることはわかっていたからな、事前に姿を模倣していた。
怖い思いをさせてしまったのなら申し訳ない。」

いうが早いかエドラスのAは、縛られているナツたちの後ろに回り鎖を解いた。

「本当にすまない。」
「…なんでそんなに謝られるのか、わかんねえけど、助けてくれたんだろう！」
「そうですよ、ありがとうございます！」
「…いや、国王側がなにを考えているのか、まだ全てを知らないわけではないだろう？」
「でも、私たちから回収した魔法を竜鎖砲につないで、それをエクシードたちがいるエクスタリアにぶつけるんですよね。
早くしないのと多くの犠牲者が出てしまいます！」
「そうだった！！早くしねえと、ギルドのみんながやべえんだ！」

駆け出そうした時、がしりとAはナツとウェンディの肩を掴んだ。

「＿＿全くアースランドの私から聞いてた通り、お前たちはよほど冷静さに欠けると見た。」
「な、なんだよ、止めてくれるな！」
「落ち着け、ほらこれを先に食べるんだ。」


と了承の一つも得ず、エドラスのAは二人の口の中に赤い丸薬を放り込んだ。

「これさえあればこちらの世界でも魔法が使えるようになると聞いた。」

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