With the sky, stars and magicians ...No.2

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静かに降ってきたその言葉に、エドラスのAは激しく首を横に振った。

「そんなことないもん！！そんなこと、」
「だったらどうして、こんなことになっているんだ？」
「ねえ、どうしたの？おかしいよ今日のエルザ、ねえいつもみたいに遊んでよ。

遊び足りなくて、ウズウズするんだよ。」

まるで子供のような感情の起伏に、エルザは呆れていた。


「ああ、わかったまた朝に遊んでやるから。そのままでいろ。」
「ええ〜〜なんで。

遊んでくれないの？エルザ。」


16歳のいい大人が、甘ったれた声を出している。
その姿にエルザは嫌悪感を交えたように眉をひそめ、そしてそっと扉を閉めた。


エルザ・ナイトウォーカーは歩きながらだんだんとその姿を変えていく。
スカーレットカラーの髪は漆黒の髪に、
青い瞳は真っ黒な瞳に、
そして両耳には銀色に輝く三角の形のイヤリングをつけ、
大きく開いた衣装の背には灰色のフェアリーテイルの紋章を背負う、



アースランドのAとして姿を変えた。


「＿＿＿＿全てが決まるとしたら、2日後か…あまり準備に時間をかけていられないわね…」

Aはやるせないというようにそっと閉じ、エルザ・ナイトウォーカーの姿を捨て、また真っ黒なマントを羽織り、闇の中に消えた。







ナツとウェンディが捕らえられ、エルザとグレイが広場で元の姿に戻っている間、城の厨房には一人の女がいた。

誰もいない厨房に一人腕を組んだままの女は、誰かを待っているようだった。

「…遅かったな。」
静かに響いたその言葉は、ゆっくりと扉を開けたものへと向けられていた。


声の主の視線は下に下がる。
そこにいたのは、猫のような姿をした、エドラスではエクシードと呼ばれている存在だった。

「待たせたわね、今情報が入ったわ。」
「それで？
外の動きは？」
「あんたのギルドが暴れまわっている。」
「竜鎖砲の方は？」
「もう充分なくらいに集まっているそうよ、」
「そうなのね…」

悲しそうに眉をひそめた女＿＿＿Aに、猫の姿をした娘、アルはこう伝えた。

「あなたの仲間からあれ、作られているんでしょう？」
「そうよ。」
「わかっていてなんで止めなかったの？」
「私が本来すべきことは、彼らを救うことじゃない。
彼らはギルドを救うことを目的に来た。
私は彼らを信じている、それに竜鎖砲がなければ、あの巨大ラクリマは破壊できない。」

厨房の外からでも十分すぎるくらいに見える、巨大なラクリマにAは目を細めた。

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