063 エドラス編 ページ13
ここは、エドラスの闇ギルド、フェアリーテイル。
今日も仕事を終えて帰ってきたルーシィは、自身のギルドまでの帰路についていた。
そんな時だった、木陰からふと変な影が現れた。
「なんだ?!」
いきなり音もなく現れたかと思えば、突如その影はルーシィの間合いに踏み込んでいた。
「貴方はルーシィ?」
そういきなり尋ねたのだった____
一方その頃。
アニマと呼ばれるわけのわからないものに襲われ、たった四人きりにされたハッピー、ナツ、シャルル、ウェンディ。
そのままハッピーとシャルルに連れられ、エドラスという土地に踏み込んだナツとウェンディ。
魔法が使えないまま、彼らが迷い込んだ先は闇ギルド、フェアリーテイルだった。
そこでは、弱気なエルフマンや、最強と言われているジェットとドロイが大きな顔をし、カナがアルコオールが苦手な淑女と化し、レヴィは機械オタクとして、傲慢な態度のルーシィとタイマンを張っている。
グレイとジュビアに関しては完全に立場が逆転している有様だ。
困惑する彼らに、手を差し伸べたのは意外にもエドラスのルーシィだった。
「ふーん、とりあえず元の世界ってやつに帰るためには、その仲間を連れて行かないといけないんだな。
王都まで…ねえ。」
渋い顔をしながらも、ギルドを空けてきた彼女は、ああ、そうだったと声を上げた。
「私があんたたちにおいつ行こうとした理由は、ある伝言を受け取っていたからなんだよ。」
「伝言?」
「ああ、すごい変なやつだった。」
そういってエドラスのルーシィは、こう語り始めた。
いきなり現れた影に対し、エドラスのルーシィは困惑した表情だった。
「は_何を…」
訳がわからないという顔の彼女に対して、その影は黙ったまま一枚の紙を差し出した。
「数日のうちに不思議な四人組が来る筈。
その時これを渡してほしい。」
「は?なんだってえ??」
「四人組を証明する証はこれだ。」
そう言って影は黙って背中を向き、その背中の紋章を見せつけた。
灰色の大きなギルドマークはルーシィがよく知るものだった。
「なっそれは、フェアリーテイルのものじゃねえか!!」
「そうよ。
その四人組は貴方とは面識のない子たちでしょう。
桜色の髪をした少年、右肩に赤い紋章を。
青い髪をした少女は、右腕に青い紋章を。
青と白の姿をした猫たちは、それぞれ背中に紋章がある。
疑わしければ、確認してもらっても構わない。」
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イライザ(プロフ) - ベルモットさん» 今度、そちらのコメントの方にお邪魔しますね。いつもありがとうございます。 (2020年1月5日 13時) (レス) id: 2c5d1feb72 (このIDを非表示/違反報告)
イライザ(プロフ) - ベルモットさん» すみません、紅蓮の起死少しずつ読んでいますが、まだコメントに残せていなくて申し訳ないです。世界観が細かくていいですよね。コナンシリーズも今度みたいと思います。実はあんまりROM専じゃないというのもあって、読むスピードが壊滅的に弱いんですよね。 (2020年1月5日 13時) (レス) id: 2c5d1feb72 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - お忙しいかと思いますが、もし宜しければ一度見て行って下さい。紅蓮の起死が題名になっている筈なので。最近、またコナンシリーズを再度投稿しています。原作の方で灰原の正体が世良真澄に見抜かれているお話がありました。意外に、世良真澄は個人的に好きです。 (2020年1月5日 0時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 成る程。キャラの口調はキャラの特徴ですからね。私の場合は出来るだけマンガを参考にさせて貰って書いています。コナンの場合は大まかなストーリーをなぞりながら。あの、お話がずれるますが、以前こちらの状態で没にしていたオリ作の小説を投稿し始めました。 (2020年1月5日 0時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
イライザ(プロフ) - ベルモットさん» キャラの口調とか、大まかなストーリーの流れを外さないように、一応アニメを見ながら描いています。アニメを見ながら、主人公ならこうしそうだなと妄想して、それから文章に起こしています。説明臭くなるのは、私の努力不足ですね、もっとがんばります。 (2020年1月4日 16時) (レス) id: 2c5d1feb72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イライザ | 作者ホームページ:
作成日時:2020年1月1日 12時