【名探偵コナン】東大生、奮闘してるってさ。4

▽mission165 ページ25

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「山崎さん、でしたか？お互い大変ですね…………」






スマホ返ってきたら梓さんに電話して平謝りだな…………と思いながら虚空を眺めているとガラガラ声が話しかけてきた。



ゲホゲホと咳き込むその人物は弁崎桐平さん。




＿＿＿＿に、変装した安室さん。




だから嫌だったんだよこの事件に巻き込まれるの………………





ジョディ先生を探るため、先生と以前事件で関わった人物に変装しているバーボンとベルモット。


今回の事件は完全に予想外に巻き込まれた形だろうが、安室さんとしてはFBIを探ろうと思っていたらもう一匹カモが増えたくらいの気分なのかもしれない。やめてほしい。






「先ほど少し聞こえてしまったんですが、殺人容疑をかけられるのが初めてではないと……」

「弁崎さん、でしたっけ？そこ掘るんですね…………」

「あっいえ話したくないですよねそんなこと、すみません」






苦笑して返事すれば、弁崎さん(安室さん)は慌ててさっきの台詞を打ち消す。


私は別にいいですよ、と軽く手を振った。






「痴情のもつれでバイト先のカフェのオーナーが撲殺されちゃって。犯人の子が私に容疑がかけられるように上手いトリック仕掛けちゃったお陰で、あと一歩で逮捕って感じでした」

「でも容疑は晴れたんですよね？そのトリックは誰が解いて…………」






手を顎に当てて、不思議そうに首を傾げた弁崎さん(安室さん)。


アンタ知ってるでしょ、確信犯やめろ。



私は少し、楽しそうな笑顔を浮かべて見せる。





「ちょうど居合わせた格好良い人が、ちょっとね」

「か、格好良い人ですか…………」

「そ〜なんですよ、めっちゃ格好良いんです」





コナンくんが格好良いのも沖矢さんが格好良いのも嘘ではないのでニコニコしながら答える。





安室さんのこと煽ってんじゃないかって？


うん、めっちゃ煽ってる。



あとこの際だから、普段はそんな素振り見せないけど実は沖矢さんのこと大好きです設定生やしとこうと思って…………





「結構年上なんですけど頭が良くておまけに顔が良いんですよ、服のセンスもいいし…………天は二物を与えるんですね…………」

「そ、そうですか」






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