【名探偵コナン】東大生、頑張ってみるってさ。2

▽mission78 ページ32

*




「ちょっとどういうことですか」

「……」

「いや沖矢さん」

「…………」

「オーイ」

「……………」

「オイこら聞けやカレピッピ」




問答無用で車に乗せられ、恐らく工藤邸に向かっている。




「…………」

「まぁ〜〜だだんまりかコノヤロウ」




別に安室さんを警戒してるのは分かるけど勝手に彼氏作ったのは納得してないからな、コナンくん後で覚悟しとけよ？？？





「……彼と何を話しました？」

「ハイ？」

「彼とはどんな話を？」




前を向いたままの沖矢さんが鋭く問う。


いや、今思ったけど普段からポアロじゃ割と普通に二人になったりするじゃん？今更じゃない？




「いつも通りの中身のない雑談しかした記憶ないですけど」

「いつもどのような雑談を？」

「エッ……下痢の話………………」





そんな雑談の内容など逐一覚えているわけがなく、直近で印象に残っていることをもごもごと口にする。


ごめん…………もうちょっとマシな話もしてるはずなのに下痢の話しか覚えてなくてごめんな安室さん…………



不意を突かれたのか、沖矢さんが大きなため息を吐いた。





「もうちょっとマシな話もあるでしょう……」

「いや他の話もしてるはずなんですよ……えーと…………ちょっと待ってください今思い出すんで……………アッ食用ガエルの話…………」

「もう大丈夫です」







*

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