【名探偵コナン】東大生、頑張ってみるってさ。2

▽mission61 ページ15

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橋の上でズガン、と明らかにヤバイ爆発音がして、薄く開いた窓から有希子さんの哀ちゃんを呼ぶ絶叫が聞こえてきて、哀ちゃんが大きく息を吐いたのを見て全てが終わったことを察する。





「哀ちゃんおつかれ〜〜」

「…………」




返事はせず、こちらをじとりと見つめた哀ちゃんが大きなため息を吐いた。




「……色々聞きたいんだけど」




そう言いながら背もたれに身体を預けた哀ちゃんの横に移動する。




「もう相当しんどいでしょ」

「…………」

「私は逃げないから今日はもう休んじゃいな、何かあったら守ってあげるから」




納得いかなさそうな顔をされるが哀ちゃんの息は相当荒い。

風邪気味な上にこんな緊張状態が続けばそりゃ体調も悪化するわ。





「……本当に、もう大丈夫なんでしょうね」

「コナンくんを信じなさいな」

「…………」

「だぁいじょうぶだいじょうぶ」





子どもをあやすように手を握れば哀ちゃんは小さく頷いた。


そのまま目を閉じ、




「！！！？！？！」

「……なによ」

「なッッッッんでもないデス！！！！！」




コテンと私の膝の上に頭を乗せた。


なッッッッッッにこれ可愛いの暴力！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！赤井さんアンタの義妹がこんなにもかわいい！！！！！！！！！！！！！！！！！！！




すぐに寝息を立て始めた哀ちゃんの寝顔を堪能しながらスマホを取り出しメールを打つ。






『オールクリア、哀ちゃん無事です！！！』





そのまま有希子さんとコナンくん、そして沖矢さんに一斉送信。


こっそり撮った哀ちゃんの寝顔を添付しようか迷ったけどやめにした。これは私が家宝にして墓まで持っていく。







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