【ジョジョ5部】その女、哀れな夢を持っている (ページ11)

今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:10,537 hit

訓練① ページ11

『そこはもっとスタンドを出してもいいと思いますよ』
「……………こうか」

リゾットに今暗殺の訓練を教えていた。今はスタンドの出すタイミング。

「Aは…………………」
『なんですか？』

水を渡すとリゾットは私に言った。

「どうして戦闘向きのスタンドじゃあないのに、教育係になんてなったんだ？」

『う～ん』と私は考えていると、イザベラが声をあげてリゾットの胸をぽかぽか叩き始めた。

《悪かったよ戦闘向きじゃあなくて～ッッ》
「い、いや。別にそういう意味じゃあ……」

リゾットって、天然？いや、これを天然というのだろうか？？

『妖精、ということは……メルヘンということであり、私は魔法使いという意味です』
「………例えばなんだ？」

例えば……………ここで披露できる簡単な魔法……そういえばリゾットの持っている水があった。それにしよう！

『その水、貸してくれませんか？まだ飲みたいのから私がキッチンへ行って水持ってきます』
「わかった」

私はペットボトルのなかを見て、目を閉じた。川の流れる静かな景色……自然溢れる美しい森林……

〈我に何か用か？魔法使い〉
『あぁ、水の神様………どうか私を恵んでください』

_____

やばいな、A………………また暴走しないかな？

《リゾット。なんかカップ持ってきてくれる？》
「わかった」