【ジョジョ5部】その血を流し続け (ページ12)

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10▲▽［知らない］ページ12

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『……………』

目がさめる。俺が眠っていたのは超汚い床の上だった。それに………………

『どこだ、ここ…………………』

ここはビルじゃあないな。それは分かっている。プロシュートと…………あ！春麗か。ここで大声で叫んでもいいが、敵がいるかもしれない。用心しながらプロシュートと春麗を探そう。俺はギィィッと音をたてて牢屋のドアを開けた。

『……………臭せェところだな……腐卵臭っての？』

しばらく歩いていると、なんだか気味の悪いへんな場所にでた。人か………………？
人が吊らされているところだったよ。こんなのペッシが見たら即死だろうな、気絶なんて甘い感じじゃあねぇよきっと。

「きゃッ！」
『あ！』

ドンッと何かにぶつかったと思ったら娘の春麗がいた。紅いチャイナドレスは少し汚くなっていた。

『プロシュートって知らない？ほら、あのスーツ着てる変な兄貴』
「プロシュート、さん……あ！あそこにいましたよ確か！」

指を指した方向へと走る。プロシュートがいた。

『おい！ここ、どうなってんだよ……』
「オレも分からない。だが、お前は娘の護衛をしろ」

ここがどこかも分からない。ただ、歩いているだけだった。すると銃を見つけたよ。少し安心した。なんだかスタンドと銃でなんとかいけそうだが、春麗のこともある。

『ホレ。お前が使いな』
「へッ！？」

春麗に銃を投げ飛ばす。しかし春麗は受け止めなかった。

「ご、ごめんなさい……私、銃には、その、トラウマがあって…………………」
『ふ～ん。じゃ、アンタは俺とプロシュートのことじっと見ててよな？わかったか？』
「…………はい」