新居の件 ページ4
松野家に挨拶して2日後。
僕とAは新居の様子を見に行くことになった。
「で、なんでお前らもいんの?」
赤、青、紫、黄、桃。
カラフルなパーカーを着た兄弟がいた。
「いやぁー、だってお二人さんの新居だろ?」
ポンポンと頭を撫でてくるおそ松兄さん。
「僕らもおじゃまするかもしれないからねー♡」
きゅるん!と効果音の付きそうな笑顔でAの腕を組むトド松。
「フッ…愛の巣…か」
「黙れクソ松」
「えっ」
「どんな家かなー!?」
とりあえず自由な兄弟達とさっきから無言のAを連れて向かう。
あ、トド松はAから引き剥がしておいた。
10分ほど騒ぎながら歩いて行くと真新しい家が見えてきた。
この辺は新しい商店街もありわりと賑やかだなぁ。
「ほー!ここがー!でっけー」
そう、僕には贅沢すぎるくらいの綺麗で大きい家だった。
言わずもがな一戸建て。
「入らないのー?」
いつの間にかAがドアの前に立っていた。
「あ、うん!」
がちゃりと音を立てて入るAの後に続く。
「おー、広いでんなー!」
「せやねー」
十四松とAが天井を見上げて言っている。
「いや、部屋見ようよ?」
「チョロちゃーん!リビング広いよ〜」
「おぉー!日当たりもいいな!」
さっきまで隣にいたハズのAとおそ松兄さんがもうすでにリビングまで行っていた。
自由か…!
「…あったかい」
「あったかいねー」
リビングの入り口にいたと思ったら一松とベランダに出て日向ぼっこか…
「ねーねーチョロ松兄さーん!二階いかないの?」
「あ、いく!ほら、A、一松。」
「うん」
「ほーい」
のんびりしてるなぁ。
「おー!二階もいい感じじゃーん!」
一階の部屋数はリビング、キッチン、その他あわせて5つ。二階は部屋数が3つほど。
わりと大きい良い家じゃん…
「チョロ〜ここにしよー」
そう言って日差しの暖かい窓際に座るA。
「え?僕はいいけど…他の家とか見なくてもいいの?」
「うん、ここ暖いし〜、みんなの家からそう遠くないし〜」
「そっか、わかった!」
「それにね〜、私、チョロちゃんが居たらどこでも幸せかな〜!」
ふへへ、と微笑むAは 窓からの光を浴びてさらに輝いて見えた。
「…そ、そっか!!わかった!じゃあここに!しよう!!」
「ヒュー!」
「Aーやっぱりおにーちゃんのお嫁においでええ!」
「青春でんなー!」
「リア充失せろ」
忘れてた、コイツらがいたこと…!
126人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
華飛@チョロたゃ尊い(プロフ) - 鈴佳さん» コメントありがとうございますー!!うわぁ!そうです!ごめんなさい!ありがとうございます! (2016年7月27日 10時) (レス) id: 9e2f5dbb6a (このIDを非表示/違反報告)
鈴佳 - ごめんなさい「しんぷ」って漢字「新婦」じゃなくて、「神父」だと思います。間違ってたらすいません。 (2016年7月27日 8時) (レス) id: d7f9984a8e (このIDを非表示/違反報告)
這いよるマグロ華飛(プロフ) - プリン少女さん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえると頑張れます…!更新速度落ちてますが これからもよろしくお願い致します… (2016年6月21日 18時) (レス) id: 9e2f5dbb6a (このIDを非表示/違反報告)
プリン少女 - 更新頑張ってください!続き早く読みたいです! (2016年6月21日 17時) (レス) id: 5ea25d1185 (このIDを非表示/違反報告)
這いよるマグロ華飛(プロフ) - チョロたんさん» コメントありがとうございます!チョロちゃん可愛いですよね…!ですからそう言って貰えると嬉しいです(*´-`*)ありがとうございます! (2016年5月26日 19時) (レス) id: 9e2f5dbb6a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ